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2015年10月 9日 (金)

ある日突然40億円の借金を背負う―それでも人生はなんとかなる。 その4

売上20億円もありながら、資金繰りに追われる赤字企業。
借入金40億円以外にも、滞納している支払いが全部で1億円以上。
国税、地方税、仕入れ代金、水道光熱費、家賃・・・。
すごいですね。

なまめかしく国税局とのやり取りがでていました。
知っておいていただきたいのですが、
今や国税庁の取り立ては強烈です。
そのあたりのサラ金の取り立て以上です!(内緒)

でもそれよりも何より、銀行との交渉がまず最優先。
すべての神経を集中させてそれに取り組みます。
このあたりのやり取りは非常に参考になりますよ。
(あまりこんなやり取りをしていただくことはないとは思いますが・・・)

金融機関はじめ社外との戦いに明け暮れる毎日。
一方で社内との壮絶な戦い。

もはや会社の体を成していなかったようです。
33店舗もありながら、実質の店長が2人だけ・・・。
先代が超ワンマンだったのは認めますが、
いったいどんな会社だったのでしょう。

どう考えてもおかしいですよね。


お店に回ってみると、
勝手に店を閉めていた・・・。
営業中板前が4人でマージャンしていた・・。
仕事しないで客と一緒に酒を飲んでいた・・・。

これ見つけたら、社長として絶対怒鳴りたくもなりますよね。
でも怒鳴れません。
何故なら社員に辞められたら、翌日から「日銭」が入らなくなる・・・。
これはやってられませんね。


この頃の社長の最大のストレスは、

「借金問題よりもむしろ、モラルに欠ける社員の問題行動を
強く注意できないことだった・・・」


壮絶な葛藤ですね。すごいです・・・。

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