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2015年10月 8日 (木)

ある日突然40億円の借金を背負う―それでも人生はなんとかなる。 その3

先代が69歳で急死されたのは平成11年(1999年)。
時代背景が分かりますか?
民事再生法が施行されたのが翌年、平成12年(2000年)。
バブルの後処理を国全体でしようと躍起になっていた頃です。

もう少し先代が生き延びていたら、法律によって
再生ができたかもしれないのですね。


でもこの湯澤社長は、名門企業を退職してまで、逃げずに社長を引き継ぎます。
偉いですね。
今だったら、社長を引き継がず法律的に処理できそうですから。

どうやら先代は典型的なワンマン経営者だったらしく、社内に幹部はいません。
本当は先代は息子に早くから会社を任せたかったのだと思います。
そんなくだりがあって、思わず泣けてしまいます。
だからこそ、逃げなかった理由は、きっと「オヤジの思い」を果たしたかったのかと
思います・・・。


しかし、バブル崩壊後の後始末、これがいかに大変であったか。
40億円の負債のうちほとんどが不動産所有のための借金です。
間違いなく、メガバンクが貸し込んだのでしょうね。
半沢直樹にでてきそうな「悪い銀行マン」が自分の成績のために・・・。


「所有不動産を叩き売れば15億円になり、借金も25億円に減らせる・・・」

そういう思惑が最初はあったようですが、実際は不動産価格の大暴落。


「11億円の簿価の物件を1.3億円、9億円の簿価を8000万、
4.5億円の簿価を5000万円」


まさにバナナのたたき売り状態。
メガバンクとケンカしながら借金を返していきます。

どん底のさらに底・・・。


ここで税理士らしい突っ込み。
「顧問税理士はいったい何やっていたんだ!」


でもこう書いてありました。

「ほとんど税務申告の捺印のみの付き合い。何も知らない・・・」

ここは正直腹立ちました・・・。

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