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2015年7月31日 (金)

マイナンバーってナンダー? その4

では本当にマイナンバーによって何が良くなるのでしょうか?


政府の公式見解として3つのメリットが上げられています。


1 行政の効率化 手続きが正確で早くなる
2 国民の利便性の向上 面倒な手続きが簡単に
3 公平・公正な社会の実現 給付金などの不正受給の防止


これ読んで「そうか!」とは思わないでしょうね。

我々国民にとってのメリットは何なのでしょうか?
簡単に言えば、国民のメリットというより、行政側のメリットなんでしょうね。


1 行政の効率化 手続きが正確で早くなる

これは「縦割り行政に横串を刺すことで利便性がアップ」と
言われています。
今まで年金の番号や納税者番号など、それぞれ別に振られていましたからね。
これが統一化されたら、「行政側」としては便利なのでしょうね。
ですので、国民側として「利便性がアップ」とは思えないのですね。

でも敢えて

2 国民の利便性の向上 面倒な手続きが簡単に

とうたっているのは、「行政側」で確認することができるので
「手続きが簡単に」なるということなのですね。
具体的には、所得証明書を添付しなればならない場合に、
行政側で「勝手に」所得が確認できてしまうのですね。
これが便利と言えるのでしょうか。
また自分の社会保険料の納付状況や税金の納付状況を確認でき
るようになります。
これも、果たして「便利」となるのでしょうか。


最後の

3 公平・公正な社会の実現 給付金などの不正受給の防止

これはすごいですね。
国民を疑っているような書き方です。
実際に所得があるのに、生活保護を受けている方が多いと
いうことなのでしょうか・・・。

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