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2015年6月 3日 (水)

ドキュメント パナソニック人事抗争史 その4

では松下幸之助氏の相続問題を取り上げたいと思います。
すいません。かなり本題から外れます・・・・。

幸之助氏が亡くなったのが1989年(平成元年)。
まさにバブルのピークでした。

株や不動産が値上がりし、「相続破産」という言葉が生まれたほどの
時代でした。


幸之助氏は長者番付で10回も全国1位を記録し、
40年連続で全国100位以内に登場したくらいの日本最高の「億万長者」
一世代で5000億円もの資産を築き上げたとされる方です。

では幸之助氏が亡くなった時の相続税はいくらだったのでしょうか?
これは大変有名なお話であり、相続税を勉強すると必ず出てくる事例なので
ぜひ知っておいていただきたいのですね。

実は、当時は相続の高額納税者がすべて公示されていたのですね。
(2006年で廃止され今はない)

よって松下家のすべてが開示され国民全体で知ることとなりました。
公示された遺産総額は2449億円!
まさに史上最高額で、今もってこの額は破られていません。
ただそのうち97%以上の2387億円相当が松下グループの株。


いったい相続税額はいくらだったのでしょうか?

なんと!854億円。

確かにこの金額は驚きますが、遺産全体2%ほど。


個人的には、「相続破産」どころか大したことない・・・。
そう思いませんか?
これは税務的に説明すると、遺産の半分を奥さん(むねの氏)が
相続したからなのですね。
これは配偶者控除と呼ばれ、相続税がかからないのですね。
これも配偶者控除としての有名な事例。

むね氏自身も93歳であったことから、またその後巨額の相続税を
払うことになります。
これは2次相続対策としての有名な事例。


それと因みに、幸之助氏の愛人の子4人にも相続されました。
(幸之助氏はそういう意味でも偉大でした・・・)
一人80億ほど・・・

こういうことが公示制度が廃止された理由ともいわれていますが、
愛人の子が相続した額で日本最高!
これまた相続事例で有名なお話!?

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