「改訂新版」ふるさと納税って何だ? その3
② 「ふるさと納税」をすることのメリットはなんですか?
ふるさと納税では、よく「特産品」のことが話題にあがります。
テレビなどマスコミの影響でしょうね。
バラエティ番組で、タレントが
「寄付するとこんな美味しそうな蟹が・・・」
とご覧になったことありませんか?
1万円の寄付で3000円相当の品がお礼として送られてくるのが
通常なのですが、お得感を出すために5000円相当のものを
送ってくるところも増えたからです。
例えば、長野県阿南町は、1万円を納税すると、何と「お米20キロ」ももらえます。
これはすごいですね。
その他、各自治体がこぞって知恵を出し、お得感を演出しています。
蟹やお米だけでなく、牛肉、お酒などなど、自治体によっては
その地方独自の特産品を売り込むために、
積極的に取り組んでいるからなのですね。
昨年度で一番寄付を集めたのが、長崎県平戸市。こちら
13億円近く集めているのですから、ダントツのトップです。
ホームページも充実させ、有効期限がないポイント還元まで。
自治体のやる気が寄付額につながっています。
ここで、「寄付した金額に対してどれくらいの特産品がもらえるか」を
簡単にいえば、「還元率」といえます。
例えば1万円で3000円相当の品ということは
還元率30%ということになりますが、
人気のふるさと納税はどこも還元率50%相当。
しかし、この「産直ギフト」がいくら人気だからと言って、
5000円のものを1万円も出して買う人はいないはずですよね。
でもどうしてこれが人気になっているかということは、
「寄付金控除」としての税効果なのです。
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