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2015年5月29日 (金)

ドキュメント パナソニック人事抗争史 その2

経営の神様は後継者問題に失敗した・・・。
この驚愕の事実に、松下家を大いに勉強させていただきました。


カリスマ経営者松下幸之助氏には、一人娘、幸子さんはいたものの
男の子はいませんでした。
そこで幸子さんの婿として松下家に迎えられた方が
「松下正治氏」
この方がこの本の主人公です・・・。


まず家柄と経歴がすごいです。
伯爵平田英二の次男で、母親は三井財閥本家とも
親戚筋にあたる子爵前田利昭の長女という華麗な家柄。
ご本人も東京帝国大学を卒業後、三井銀行に勤務。

それが28歳の若さで、前途洋々の銀行を退職し、
松下家の婿養子です。
幸之助氏はもともと家業が破たんした影響で、
尋常小学校を4年生(今の小学校4年生)で中退した身で、
今でいう「ベンチャー企業の経営者」
これでは「とんでもない縁談」だったのでしょう・・・。


正治氏は予定通り、10年で副社長に昇格し、(38歳)
49歳の若さで2代目松下電器社長になります。
もちろん、予定の行動だったのでしょう。


松下幸之助氏は1989年(平成元年)94歳の長寿で亡くなられています。
会社創業し70年で、売上高6兆円、
本社だけで4万人の従業員を抱える世界企業に
成長させています。


実は2代目正治氏も長寿でした。
なんと享年99歳!
平成24年に亡くなったそうですからつい最近なのですね。

このカリスマ経営者の2代目の長寿が
パナソニックを低迷させた原因だったのです・・・!?

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