確定申告雑感 つづき
「つぶやき」ながら考えました。
税務署も変わってきているのだと。
こんなこと書く税理士も私ぐらいでしょうけど、
これに気が付かないと税理士として生きていく方向性さえ
間違ってくるのではないかと・・・。(あくまで独り言です)
税務署を一企業と考えたら、売上は何だと思いますか。
収入されるものが売上と考えたら分かりますね。
「徴収される税金」です。
売上を獲得することがビジネスとしたら、
税務署の職員は税金を徴することがビジネスです。
売上(徴収税金)に対応する経費は何かというと
まさに人件費です。
ここで得意のアメーバ経営を持ち出すまでもないですが、
最大の利益を追求するにはどうしたらよいか。
ここで、個人から徴収される税金と法人から徴収される税金では
どちらが大きいかはお分かりになるでしょう。
中野税務署長が今年の新年会で言っていましたが、
「中野区で申告納税する人が3万人。そのうち2万人が
年明けに税務署に訪れ、そのうち半分が還付申告・・・。」
何となくこの署長さんの伝えたいニュアンスが分かるでしょうか。
徴収コストから考えたら個人確定申告は割に合わないということなのでしょう。
要するに、
「わざわざ税務署に来ないでネットで勝手にやってくれ。」
そう言いたいのでしょう。
公務員もそういうことを考えるような時代になってきたということです・・・。
(これも独り言です)
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