「星乃珈琲店」誕生物語 その4
この本で著者が一番言いたいことをご紹介しましょう。
「20世紀になってすでに13年が過ぎた今、
20世紀型のブランドの時代は賞味期限が終わりつつある。」
これは外食産業に限ったことではないのでしょうけど、
20世紀で一世を風靡したチェーン店の創設者が
言っているからこそ、重む向きがあると感じるのです。
2007年に日本レストランとドトールコーヒーは
統合しました。
ドトールコーヒーこそ、まさに「20世紀型のブランド」ですね。
でも2008年にあの「リーマンショック」があって
大林会長が急きょ代表取締役にカムバックしました。
かつてのブランド力で生き残ろうとした、現経営陣に
我慢がならなかったのでしょう。
この「舵取り」こそが、まさに社長の役目なのでしたね。
それで21世紀型のブランド「星乃珈琲店」を作ろうとします。
これはなぜか?
このあたりこの本を読んで考えていただきたいところなのですが、
巻末に面白いことが書いてありました。
「ドトールコーヒーがなぜまずいのか?」
理由はコーヒー豆を商社を通じて輸入しているからなのですね。
それに気が付いた大林氏はキューバから直接買い付けます・・・。
これこそ「社長の仕事」・・・。
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