全員で稼ぐ組織 森田直行著 その12
長々と語ってきた「アメーバ経営」をそろそろまとめます。
本当はまだまだ言いたいことはたくさんあるのですが・・・。
「アメーバ経営と成果主義の違い」これはこの本で考えさせられました。
経営者の方には、最後にぜひこれを学んでいただきたいのです。
欧米流の成果主義はずいぶん前に日本にも取り入れられ結構流行りました。
経済が右肩上がりの時はよいのですね。業績が伸びれば給料は大きく上がりますから。
でも逆の局面になったらどうなるでしょうか。
大幅に年収はさがり、当然従業員のモチベーションも下がります。
これに対して、アメーバ経営は成果主義的な考え方を否定しているのです。
全員参加により、みんなで協力して自分たちの給料分を稼ごうとするのですね。
一方で成果主義は脱落者を多数出すので、経営に全員参加するアメーバ経営とは
まったく異なるのですね。
それでもっとも異なるのは評価の仕方なのですね。
アメーバ経営は優秀な人をしっかり評価します。
「企業に必要なのは長期にわたって成果を上げられる人」
これが基準です。
毎年少しずつ評価を積み重ね、ある程度のポイントが来たら
つぎのステップに昇格していく。
これは結構重要なことです。
つまり、これこそが「物心両面の追求」です。
従業員の幸福を追求するのが経営者の重要な仕事・・・。
お分かりになりますか。
アメーバ経営の神髄・・・。
(この続きはまたどこかで・・・。アメーバシリーズおしまい)
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