全員で稼ぐ組織 森田直行著 その5
まず家計簿から説明するのですね。
日ごろから、「儲け」とか「経費」を
まったく考えていない方にこれから説明するのです。
京セラのアメーバ経営は、最初どういう方に対して
教えたかというと、工場の方々なのですね。
製造業で働いている方々にです。
経理の方に教えているのではないのですね。
「まず家計簿なら分かるでしょう・・・」
そこから切り出すのですね。
「家計で父親が働いて給料をもらい、奥さんがパートで・・・
そのおカネから食費を払い・・・教育費も払い…医療費も・・・」
これなら分かりますね。
では工場の場合はどうでしょうか?
こう切り出します・・・。
総出荷量は・・・・。
これは分かると思うのですが、多分なかなか分からないのは
次の「社内売」なのですね。
これこそまさに「アメーバ」なのですね。
これがポイントですね。
京セラのように物を作って販売する会社は、
工場のように「製造部門」で作って、営業部隊のように
「販売部門」に回しますね。
その段階で、「売り」をたてるのですね。
そうやって、「総生産量」を計算するのです。
ここは多分実際には手間がかかることなのでしょう・・・。
下の「経費」何となくわかりますね。
原材料があって外注費があります。
そうやって、差し引き収益を出すのですね。
でもそこからがまたポイントです。
家計簿との大きな違いです。
「その利益を得るためにどれくらい時間がかかったか?」
つまり作業時間で割って「時間当たりの生産高」を比べるのです。
「なるほど・・・」と思いませんか・・・。
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