俺のフィロソフィ その2
ではその「失敗談」から。
坂本社長は30代のころ、オーディオ事業で失敗しました。
失敗した内容、理由は敢えて書きませんが、
多くの経営者はこう思うのです。
「あの取引先が悪かった。あの部下が・・・あの社員が悪かった・・・」と。
これはなんとなくそう思います。
多くの中小企業の経営者を見てきた税理士としても
正直そういう場面に何度も出くわしてきました・・・。
すべて皆人のせいにしてしまうのです・・・。
坂本社長はズバリこう書いています。
若い頃の自分は
「まるで傲慢がスーツ着て歩いていた」
さらに
「社員は自分が採用したし、俺がみんなを食わせてやっているんだ。
俺の言うことは当たり前だ」
そう常に思っていたと・・・。
これは一昔前の経営者に、結構ありがちなことだったと思うのです。
「ワンマン経営者」と言われる方は、皆一様にそうでしたでしょうね。
これは私自身も経験したから分かるのですが、
高度経済成長時代や、バブル時代なら、
「どんな経営者であっても」景気がいいから許されたのですね。
それこそ、ヘマをした部下を
「この給料泥棒が!」
と怒鳴りつけた・・・。(これ本当に実話です。)
そういう経営者だったとしたら、
もし事業に何か失敗があれば、
すべて皆人のせいにするのでしょう・・・。
でも今やこれではダメなのです。
どうしてこれでは
「だめよ〜。ダメダメ。」
なのか・・・(すいません・・・今はやりのギャグ)
分かりますか。
これ大事なことなのですね。
坂本社長は盛和会で稲盛塾長に会って、
これを初めて気が付いたのです・・・。
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