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2014年8月15日 (金)

鎌倉シャツ魂のものづくり その6

貞末会長の「語録」などまだまだ語りたいところなのですが、
お盆だし、そろそろまとめましょうか。


では最後に、もう一つ学んだ鎌倉シャツの強さの秘密。
SPAの最大の強みMD(マーチャン・ダイジング)ですね。

SPAの大先輩ユニクロは、あまりにも大きくなりすぎて、
企画から製造販売に至るまで1年くらいかかることも
しばしばなのだそうですね。
これはユニクロの宿敵SARAとの比較で学びました。こちら

その企画の読みが外れればリスクは伴います。
最近のユニクロの調子が悪いのはまさにそのあたり。
その点SARAは違ったのですね。

つまり鎌倉シャツは「SARAの日本版」。
少量多品種の生産力・企画力なのですね・・・。

これはこの本で学んだ大事な点。
一言でいえば、鎌倉シャツのMDは「売れ筋」ではなく、
「売り筋」追求型。

どういうことかというと、「売れ筋」MDは、
いまマーケットで何が売れているかを追うMD。
それに対して「売り筋」MDとは、
「自分が何を売りたいかを追求するMD」

これは理想のMDなのでしょうね。
でも何故それができるか。
理由は簡単です。このビジネスモデルが至極明快だからですね。

「品目はシャツに絞り、生地素材は綿100%の100番手が主力。
価格は4900円一本。」


MDの要素を極力絞り込んでいるからなのですね・・。
なかなか鎌倉シャツのビジネスモデルは優れていると
思いませんか・・・。


そてそこまで「べた褒めする」鎌倉シャツなのですが、
実は私は一着しかもっていません。

最後に正直に書きます。
どうも「胸ポケット」がないところが不便なのですね。
その点私自身は「グローバルスタンダード」にはなっていないのです。

鎌倉シャツのMDには、残念ながら私ははずれているようです・・・。


(ガンバレ!メイド・イン・ジャパンのシャツシリーズ おしまい)

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