まっすぐにバカ正直にやり続ける。 その3
スシローが回転寿司を初めてわずか30年で
業界トップになったのですね。
元禄寿司という創業者がその前にあったとはいうものの、
そういう意味ではまだたかだか30年の業界なのですね。
回転寿司業界がよく分かって勉強になりましたね。
30年前は確かに「安さ」のみが売りでした。
「安かろう悪かろう」
のところも多かったのではないでしょうか。
どうしてそうなのか、これはこの本で教えてもらいました。
要するに回転寿司業界にはいいネタが仕入れることが
できなかったからなのですね。
つまり、回転寿司は業界で一段も二段も低く見られていたと
いうのです。
ずばり、
「回転寿司なんかにいいネタは売れないよ」
そう魚市場で言われることもよくあったそうです。
魚業界としての「縄張り」があったのでしょうね。
「新参者」には厳しくされたのです。
ただスシローの豊崎社長は、「禁断の手」を使います。
水産会社と直接取引してしまうのですね。
これはどんな業界でもタブーとされるところです。
たとえば工事会社で下請けが元請けと直接取引することは
当然タブーですね。
どこの業界でもご法度です・・・。
水産会社との取引を少しずつ広げ、
でも営業手法としては「接待や付け届けは禁止」
「味」と「値段」だけで交渉・・・。
なかなかまじめな戦略です。
でもどうしてスシローがやりたかったこと、
それはいまでもうたっていることですが、
「原価率50%」
まさにコレなのですね。
スシローの快進撃の秘密がここに・・・。
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