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2014年8月 8日 (金)

鎌倉シャツ魂のものづくり その2

Sadasue_2


創業者、貞末良雄氏をご紹介していきましょう。
非常に魅力的な方で、その人間性に興味を持ちました。

1940年(昭和15年生まれ)。

まず成功する経営者のポイントは親の影響でしたね。
父親は戦前、韓国釜山で衣料品を営み、戦後は
引き上げて広島市内で衣料品店を開業します。
貞末はまさにアパレル業の2代目でしたね。
つまり、子供のころから商いを見て育ちました。

しかし、貞末氏は千葉工業大学電気工学科卒です。
大学卒業後照明器具の設計をしていたのですが、
どうもこの方は組織が苦手だったようです。
すぐ会社を辞めてしまいます。

ここで父親がVANと取引していた関係で、
25歳でそのVANに転職します。

配属は倉庫係。
急成長していたVANの管理部門の課長として、
物流システムなどという言葉もない時代に、
生きたMD(マーチャンダイジング)を学びます。
しかも当時のファッション業界のリーダーであった
石津謙介氏からも薫陶を受けます。
しかしご紹介したとおり、VANは貞末氏が37歳の時に
倒産。

しかし、その後53歳で鎌倉シャツを創業するまで、
なんと16年間もあるのですね。
その間どうしていたかはまったくこの本では
触れられていません。
たった一行、「5度の倒産を経て」
つまり、VANのあと4回も倒産を経験したことに
なります。

ものすごい経験ですね。
その経験があったからこと、この貞末氏の経営哲学には
芯が通っています。

たとえば、なぜVANが倒産したかというと、生産が売り場とが
まったくリンクしていなかったこと。

VAN以外の4度の倒産でさらにいろいろと学んだのでしょう。

その結果貞末氏が目指したものは

「絶対に破綻しない経営の仕組みづくり。」

そのために考え抜いたことは

「企画生産販売のすべてを自分でやること。」

これこそ今まで日本で誰もなしえなかった
「一人SPA 」なのです・・・。

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