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2014年6月 6日 (金)

「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」その3

なかなかこの本は過激な本です。

題名のとおり、「コンサルタントのせいで会社がつぶれた例は
いくらでもある。
たとえばマッキンゼーのコンサルタントがエンロンをつぶした」

と・・・。
ここまで書いて思いましたが、
どうもブログで固有名詞の悪口書くのは気が引けるのですね。
「天につば」をするようなもので・・・。

「コンサルタントは会社にとって悪である」
とまで私は思わないのですね。

著者も、最後に
「経営コンサルタントは雇うべきではないなどと
言っているわけではない」
とエクスキューズ(オチ?)も書いているのですね。


一つの意見かと思いながら検証することですね。
ただこの本で参考になるのは、「人事評価」の箇所ですね。

コンサルタントがここ数十年「スコアリング方式」という
人事評価のコンサル手法で儲けていることに対する強烈な批判です。

「ビジネスというのは、論理的なものであり、
すべて数字に置き換えることができるということは間違いである。」

「人材はビジネスの一部分ではない。人材なくしてビジネスは
なりたたない。」

「これ以上、職場から人間性を奪うのはやめるべきだ。」

このあたり「なるほど」と思いませんか。


話が飛びますが、安倍首相の進める「残業代ゼロ」というのもある意味
人間性を奪うものだと私は思うですが・・・。

(すいません。固有名詞を挙げた批判です・・・)

ただ最後に、

「申し訳ない、御社をつぶしたのは税理士の私です。」

という本を私は絶対に書きません。
(これも『天つば』か・・・)


(過激シリーズ おしまい)

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