振り切る勇気 メガネを変えるJ!NSの挑戦 その3
この本の題名となった「振り切る」とは
野球で言えば「フルスイング」するという意味ですね。
「お思いきってチャレンジする」というか、
現在のNHK朝ドラ的には
「こぴっとガンバル」という意味ですね!?(ご存知ですか?)
若くして雑貨の企画制作で苦労した田中社長は
この「フルスイング」ですべて乗り切ってきたというのです。
経営学的には、どうか分かりませんが、
若手のベンチャー経営者の特権ですね。
メガネ事業を思い立った「きかっけ」が面白かった。
韓国に旅行に行ったときに、繁華街で
「メガネ1本3000円、15分でお渡しします。」
という看板が目に入ったから・・・。
ご説明したとおり、田中社長はそれまでメガネを販売したことも
それこそ買ったことも使用したことなかった。
「ピン」ときたのでしょうね。
経営者としての「勘」でしょうね。
すぐさま日本に帰ってから、メガネのSPAビジネスを考えます。
SPAとはお分かりですね。
もう何度もこのブログで取り上げてきましたから。
当時、ユニクロのフリースが大ヒットしていた時でもありました。
でも日本のレンズメーカーやフレームメーカに
問い合わせても、まったく相手にされない。
それもそうでしょうね。
メガネについては素人だし、それこそ販売店もないから。
それまでだって、メガネの安売りチェーンというのは
存在していましたが、「海外でSPA事業なんてできるはずがない」
という業界の常識があったのでしょう。
ここで田中社長の「フルスイング」です。
単身韓国に乗り込んで、メーカー10社以上回って、
なんとかフレームを仕入れます。
さらに一枚数百円という安価なレンズまでも・・・。
ついに一本5000円のメガネの販売までこぎつけます。
若手経営者の特権ですね。
ベンチャースピリッツを非常に感じます。
失敗を恐れない、このフルスイングは読んでいて気持ちよかったです・・・。
でもしかし・・・・。
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