「社長、辞めます」ジャパネットたかたの激闘 その2
ジャパネットたかたは非公開企業ですから、
売上や利益など知られていなかったのですね。
それが1000億円も超える大企業であったことは
この本を読んで初めて知りました。
これは正直驚くべき数字です。
高田社長はあの「甲高い声で」創業以来28年間で
数兆円もの通販商品を売り続けた方だったのですね。
多分個人の売上高としては、史上最高
「トップ オブ トップ」のセールスマンで
あることは間違いないのでしょう。
そんなカリスマの社長が、
「最高益を出さなかったら社長、辞めます!」
ということはどういうことか想像つくでしょうか。
テレビ特需がなくなったジャパネットたかたに
強烈な危機感を感じさせたのですね。
これは通常の会社ではできないことなのでしょう。
普通の中小企業の社長が
「・・・できなかったら、社長辞めます・・・」
なんてことは絶対言わないですからね。
「・・・できなくても、社長は辞めません・・・」
という方が多いくらいですから・・・(すいません。)
しかも「最高益」というところも「ミソ」です。
「最高売上」ではないのですね。
利益を重視しているのですね。
経営としては至極当たり前なのですが、
このあたりもよく分かってない方も多いのです。
売上という収入がいくら増えてもダメなのです。
経費という支出も踏まえて計算した「利益」こそ大事なのですね。
最近銀行も、「増収」というより「増益」をポイントとしているのも
ご存知でしょうか。
ですから、ジャパネットたかたのように
通販会社では、いくら「安売り」して「売上」を増やしても
ダメなのですね。
いくら利益を確保するか、これこそ大事なのです。
肝に銘じるために、高田社長の真似でもして
「最高益を出さなかったら社長、辞めます!」
これを社員に言い放ったらいかがでしょうか・・・!?
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