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2014年5月22日 (木)

ふるさと納税って何だ? その9

昨日は、「金持ち優遇税制」などと、
また「いつものように」筆を滑らせてしまいましたね。

所得税そのものが累進税率なのですから、
控除額が税率にスライドするなら、所得の高い人の方が
控除が多くなるのは当然なのですね・・・。
「税金たくさん払っているのだから控除が多いのも当然だ!」
と反論を受けてしまうかもしれませんね・・。

でも、これもこのふるさと納税を知る上で、
非常に大事な仕組みなのです。

「税率の高い人ほどメリットが多い」ということ。


こう考えてみると、高額の納税をされている方なら、
これを利用しない手はないのですね。
もちろん「政府公認の」税制なのですから・・・・。


しかし、10万円の納税(寄付)で95,600円も
税軽減効果があるということは、実質負担4,400円だけですよね。

これはご紹介してきた米子市などに寄付したら。
5万円程度の特産品がもらえるのです。
これはすごい税制ではないでしょうか。

もっというと、「実質負担2,000円」に抑えるワザもあるのです。
ただ、これは説明すると実に難しいです。

例えば、昨日年収1200万円台の部長さんが、
10万円を寄付した場合を紹介しましたが、
実はこの方は、税メリットを考えたら、「寄付しすぎ」だったのですね。

所得によって、税務上有利な「寄付の限界点」が計算できるのです。
もちろん、それ以上寄付しても構わないのですが、
最も「税務上有利」だと判断される上限金額です。

これ説明するには、それこそ「連立法的式」の出番ですが、
「難しいことは説明しない」というお約束でしたね。

これも実は、総務省のHPにアップされています。
これをよく見てください。

この部長さんは実は79,000円以内に寄付額を抑えたら
基礎控除2,000円を超える全額軽減されていたのです。


「全額控除される寄付金の目安」 (総務省HPより)

Zenngaku

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