ふるさと納税って何だ? その10
昨日の表はお分かりになりましたでしょうか?
これも難しいでしょうね。
「金持ち優遇税制」と思わず私が口を滑らせてしまった「根拠」を
「懲りずに」もう少し解説してみましょう。
昨日の表から「年収1000万円未満」を拡大してみます。
まあ、年収1000万円を超える(お金持ち)方のお話をしても
仕方がないでしょうからね。
多くのサラリーマンがこのゾーンに入ると思います。
先日来、アップしている
「ふるさと納税は1万円寄付して実質負担2千円、
8千円の税効果があります」
ということがこれで説明できると思います。
ただ敢えて、グリーンにしたゾーンの方は、
その法則には当てはまらない方です。
恐縮ですが、「年収400万円以下の一部の方々」です。
これは専業主婦の奥さんがいたり、
子供を抱えていたりして「控除の多い方」です。
そうなると1万円寄付しても8,000円の全額の恩恵は受けられません。
要するに税率が低くなるからなのですね。
でも「独身の方」で年収300万円の欄を見てください。
「16,000円」と書いてありますね。
これはどういうことかというと、
「このゾーンの方は16,0000円を寄付しても2,000円を引いた
14,000円が全額税の軽減が受けられる」
ということなのです。
16,000円までが2,000円を引いた全額ということは
当然ですが
10,000円でも2,000円を引いた8,000円が税メリットです。
お分りになりましたか?
ですから多くの自治体で、
「1万円寄付して実質負担2,000円」
とはこれを言っているのです。
表のグリーン部分の方を無視すればこうなるのです。
では独身の方で年収950万円の欄を見てください。
「88,000円」
と書いてありますね。
ということは、
88,000円-2,000円で86,000円も税メリットがあるのです。
つまり
「1万円寄付して」ではないのです。「8万8千円寄付して」
実質負担2千円なのです。
これ見て驚きませんか?
金持ち=税率の高い方 優先の制度だということが
これで納得されましたか!?
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