山奥の小さなタクシー会社が届ける幸せのサービス その6
平成10年に、日の丸飛行隊が大活躍した
「長野オリンピック」が開催されました。
世界各国からマスコミや選手応援団が来るのですから、
タクシー会社としては「特需」だと想像がつきますよね。
タクシーの一台あたりの売上は1日で5万ほど。
それがマスコミ各社が半日で7万円でいくらでも
借り切ってくれるのですから、笑いが止まらないですよね。
でもここで、宇都宮社長が取った作戦。
これは参考になりますよ。
まさに「お客様が先 利益は後」
特需に眼もくれなかったのですね。
オリンピックに関係のない、地元の老人が病院に
行くときに困りますよね。
タクシー会社はどこも予約で一杯で
タクシーがないのですから。
そういうおじいさんや、おばあさんに
「お客様主義」で接して、新規開拓していったのです。
オリンピックなんてたかだ1カ月なのですね。
オリンピック終われば、マスコミはじめ潮が引くように
サッといなくなるのです。
今でも言われるそうです。
「オリンピックの時にきてくれたのは中央タクシーだけだったね・・・」
と。
あと6年で東京オリンピックですね。
特需に眼をくらんではいけないということなのですね。
よく聞く話ですが
飲食店でマスコミに紹介されたとたんに、
客が殺到して、今までの常連客が離れていってしまい、
その一時的なブームが終わったとたんに閑古鳥に・・・。
「お客様が先 利益は後」
だんだん分かってきましたか。
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