福島屋 毎日通いたくなるスーパーの秘密 その3
20代で起業し、30そこそこで大成功。
でも多くの経営者は、ここで必ずつまづきます。
あのニトリの似鳥社長もそうでしたね。こちら
50坪ほどのスーパーで大成功した福島社長は
「調子に乗って」2号店を出します。
場所は立川で3倍の広さの150坪もあるスーパーです。
その時社長はまだ37歳。
時代背景としても、バブル景気に突入した頃です。
社長自ら振り返り、
「80年代の私は欲のかたまりでした。まだ若かったし、
負けん気も強く、エネルギーに満ち溢れていたのもあって、
売上や利益を出すことにだけ執着していた・・・」
当時の銀行のせいにしては申し訳ないですが、
いくらでも借りられたバブル時代。
なんと2億円もの借金をして、出店です・・・。
回りの声に一切耳を貸さずに・・・・。
経営者本で必ずチェックするのは、
「なぜ失敗したか。」
なんですね。
成功したお話は、まさに「勝てば官軍」
確かに真理もあるのでしょうけど、真似できないことも多い。
でも失敗した経験というのはまさに貴重なお話です。
しかも絶対真似はしてはいけないお話でもありますしね。
「立川2号店は開店当初の1週間は、1日800万から1000万の
売上がありました。でも2週目から日商120万から130万、
それが半年間続きました・・・・。」
衝撃の事実ですね。
多分日商300万くらいないと利益はでないでしょう。
ということは毎日赤字です。
「1カ月で1000万、2000万の赤字を抱える」(本文のまま)
ことになります。
経営者としてまさに窮地ですね。
体重も一気に15キロ減りました・・・。
「もう死ぬしかないかもな・・・・」
そこまで追い詰められたそうです。
でもここで「真理」を掴みます。
この死ぬ思いで悟ったこと。
ここがこの本で一番大事なところなのでしょう・・・。
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