ベースアップと中小企業経営
大手主要企業の7割がベースアップ(ベア)するそうですね。
「ベア」なんて言葉を久しぶりに聞きましたが、
まだそんな言葉がいわれているのですね。
中小企業の実態を見ている税理士としては、
「ベアなんて大企業のお話だろ・・・」
「この4月からの増税でどうなるか分からないのに・・・」
そんな中小企業の社長のボヤキが聞こえてきそうです。
安倍さんとしては、
「アベノミクスの恩恵で景気も良くなってきているし、
消費税の増税分くらいは人件費アップしてください。」
ということなのでしょうか。
「その分法人税を減税して原資をあげてるんだから・・・」
そんな「暴言」まで聞こえてきます。
終身雇用を前提としている大企業はともかく、
中小企業はなかなか難しいのでしょうね。
それどころか、
「労使交渉何てできるとは、大企業がうらやましい」
そういう従業員の声も聞こえてきそうで・・・。
4月から消費税の増税で、日々の生活で国民は皆、「重税感」を
味わうと思うのですね。
私のブログを読んでいる経営者が多いからでしょうか!?
最近「税抜表示」のお店も増えましたね。
レジへ行って精算すると
「えっ!そんなにするの・・・」
そんな経験を最近したことないでしょうか。
8%になってら消費が落ち込まないか心配ですね。
「経済産業省としてベアを実施しない大企業には制裁を・・・」
なんて言っている政治家もいるようですが、
消費税分を価格転嫁できない下請け企業こそ大変なんです。
「下請けに消費税の価格転嫁を認めない大企業こそ
制裁してください。」
中小企業を代弁するものとしてこれだけは言わせてください・・・。
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