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2014年3月 7日 (金)

「逆境経営」旭酒造桜井社長 その7

獺祭では、実はもっと高いお酒が発売されているのですね。

その獺祭の桜井社長の日本酒にかける熱い思いを
実現させたお酒をご紹介しましょう。
獺祭の中で、「最高」のものです。

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「獺祭 磨き その先へ」

720ml、つまり四号瓶でありながら、なんと3万円!
「高っ!」

と誰でも思いますよね。
当然ですが、私も飲んだことありません。

なぜこの「超高級酒」を発売したのか、この本で熱く語っています。

世界に通用する「日本酒」を世に出したかったからなのですね。
桜井社長にとって戦うべき「敵」は、「ワイン」なのです。

ワインだったら、一本70万、80万のものも確かに存在しますね。
ドンペリのピンクだったらやはり、1本3万円くらいはしますしね。

「高級ワインに比べたら3万なら普通の値段だろ~」

まあ、そんな社長の考えなのでしょうね。

桜井社長の目は、実はもう海外に向けられているのですね。
実際、欧米では「日本酒ブーム」が誕生しつつあるそうです。

そのためにまず、手始めにフランスに出店するのです。

しかも、後継者である長男は現在アメリカに在住して、
将来の布石づくりをしています。

「日本人に3万円の味が分からなくていい」

とまで思っているのでしょうか。
まさに「その先へ」、つまり
「日本のその先へ」ということなのでしょう。


ちなみにこのお酒は、「純米大吟醸」ではなく「普通酒」として
発売されています。

これは国税庁が認めているのでしょうかね。
昨年、食品偽装があれこれ摘発された時に
普通酒を吟醸酒として販売しているところもありましたね。
そんな「いい加減な日本酒メーカー」に
社長は対抗意識まで持っているのでしょうか。

ここに社長のゆるぎない自信を感じるのですね。
「純米大吟醸」という看板なんてなくても、
十分美味しいのだと。

でもやはり「その先へ」も一度でいいから飲んでみたいですね・・・。

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