消費税増税対策は考えていますか? その4
幸楽苑がやっていた戦略が、いいままで不当表示だったのが
しばらくの間は認められることになったのですね。
ただあまりに極端な表示は当然問題です。
表にするとこうです。
どうですか?
看板の架け替えを考えてみてはどうでしょうか?
しかし、「税抜価格」と「税込価格」を「両建て」するところは
比較的大手のチェーン店で多いように思います。
多くの中小企業では「税込み」ですよね。
特に飲食店などは、「税込み」が一般的ですね。
実務的に両方表記する手間がかかりますからね。
ではここで「問題提起」ですね。
「80円戦略」ってご存知ですか?
例えば
本体価格180円のものは税込価格189円です。
本体価格280円のものは税込価格294円です。
本体価格380円のものは税込価格399円です。
不思議な戦略です。消費税の上乗せ分が、
それほど負担に見せていないように思いませんか?
まさに「トリック」です。
これは「オヤジの聖地」の居酒屋に多い価格帯ですね。
もちろん、ファミレスでも多くこの価格帯を使っています。
オヤジを代弁するとこうですね。
生ビール一杯399円です。
「もう一杯飲みたいけど、300円台だし、安いからいっか・・・」
こうなりますね。
生ビール一杯420円だとちょっと高く感じませんか。
20円が消費税というのもすぐ分かるし・・・。
399円だといくらが消費税か分かりませんよね。
実際には19円ですね。
税抜き400円とわずか1円しか違わないのですね。
さあ!こういう居酒屋さんは、4月以降8%になったら
どうするのでしょうか?
本体価格380円の生ビールが、なんと税込価格410円です。
今まで399円で飲めていた生ビールが、なんと410円!
「400円台か・・・もう一杯飲みたいけど
今日はもうこれで止めておこう・・・ オアイソ!」
こうなると、売上が下がってしまいますね。
居酒屋側も何も考えていないとこうなります・・・。
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