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2014年2月 5日 (水)

消費税増税対策は考えていますか? その4

幸楽苑がやっていた戦略が、いいままで不当表示だったのが
しばらくの間は認められることになったのですね。

ただあまりに極端な表示は当然問題です。
表にするとこうです。

8


どうですか?
看板の架け替えを考えてみてはどうでしょうか?

しかし、「税抜価格」と「税込価格」を「両建て」するところは
比較的大手のチェーン店で多いように思います。
多くの中小企業では「税込み」ですよね。
特に飲食店などは、「税込み」が一般的ですね。
実務的に両方表記する手間がかかりますからね。


ではここで「問題提起」ですね。

「80円戦略」ってご存知ですか?
例えば

本体価格180円のものは税込価格189円です。
本体価格280円のものは税込価格294円です。
本体価格380円のものは税込価格399円です。

不思議な戦略です。消費税の上乗せ分が、
それほど負担に見せていないように思いませんか?
まさに「トリック」です。

これは「オヤジの聖地」の居酒屋に多い価格帯ですね。
もちろん、ファミレスでも多くこの価格帯を使っています。

オヤジを代弁するとこうですね。
生ビール一杯399円です。

「もう一杯飲みたいけど、300円台だし、安いからいっか・・・」

こうなりますね。
生ビール一杯420円だとちょっと高く感じませんか。
20円が消費税というのもすぐ分かるし・・・。
399円だといくらが消費税か分かりませんよね。
実際には19円ですね。
税抜き400円とわずか1円しか違わないのですね。

さあ!こういう居酒屋さんは、4月以降8%になったら
どうするのでしょうか?
本体価格380円の生ビールが、なんと税込価格410円です。

今まで399円で飲めていた生ビールが、なんと410円!

「400円台か・・・もう一杯飲みたいけど
今日はもうこれで止めておこう・・・ オアイソ!」

こうなると、売上が下がってしまいますね。
居酒屋側も何も考えていないとこうなります・・・。

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