« 爆速経営「新生ヤフーの500日」 その1 | トップページ | 爆速経営「新生ヤフーの500日」 その3 »

2014年2月13日 (木)

爆速経営「新生ヤフーの500日」 その2

この本を読んですぐ思い出した言葉、それは
「キープ・ヤング」
バブル華やかし頃、野村証券が数千億の利益を出していたあの時代、
30代で支店長になり、40代で取締役、50歳になるとほとんどが
関連会社へ転籍・・・
常に「キープ・ヤング」が言われていました。

その後証券不祥事もあって、「若い経営者だからダメなんだ!」と
「死語」になったのですね・・。
もう今なら「差別用語」かもしれませんし・・・・。


しかしネットビジネスは常に日進月歩、
まさに「ドッグ・イヤー」ですからね。

ヤフーの井上前社長は1597年生まれの50代後半。
「携帯電話は発信専用でいつもカバンに入れたまま。
ソーシャルサービスとかはどうも苦手で・・・。」
そうハッキリ書いてありましたね。

正直書くとそれではダメなのでしょうね。
「キープ・ヤング」でなければネット業界は無理なのでしょうね。

事実、ヤフーはスマホやSNS対応に完全に出遅れてしまったのですね。
これではiPadで急成長しているソフトバンクの孫社長には
耐えられなかったのでしょう。

しかも15年連続増収増益を成し遂げた「カリスマ経営者」と
どうも社員との溝がかなり深まってしまっていたようです。
やる気のある社員がヤフーを次々と去って行ってしまったからです。

バトンを渡された44歳の若い宮坂社長は
ヤフーを次々と「爆速で」変えていきます。

彼は実に良いことを言っています。

「組織を変えるということは、つまるところ、人のやる気と
向上心をどう引き出していくかにある。」

そのために、新経営陣を選びます。
相棒に選んだのは、川邊健太郎氏37歳。
その他若い経営陣を選抜します。

ここで参考にしたのは名著「ビジョナリー・カンパニー」の名言

「大事なのは誰をバスに乗せるかである」

なるほどと思いますね。なかなかこの社長読書家です。

「ヤフーは何のために存在するか」

を新経営陣で徹底して話し合います・・・。

« 爆速経営「新生ヤフーの500日」 その1 | トップページ | 爆速経営「新生ヤフーの500日」 その3 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 爆速経営「新生ヤフーの500日」 その2:

« 爆速経営「新生ヤフーの500日」 その1 | トップページ | 爆速経営「新生ヤフーの500日」 その3 »