高校駅伝とガラパゴス論
週末いつものようにある大会にエントリーしていたのですね。
しかし、仕事に追われ、年末の慌ただしさに残念ながらデホ。
しかたなく、テレビで全国高校駅伝を見ていました。
実は、箱根駅伝は毎年見るものの、高校駅伝は初めてだったのですね。
理由は、京都の西京極陸上競技場が発着だからなのです。
来年2月に行われる「京都マラソン」の一部コースを走るのですね。
つまり、そのコースの「下見」?として観戦したのでした。
でも想像以上に面白かったですね。
結果は、ご存知のとおり、山梨学院大付属の初優勝。
最後の7区の4校によるデットヒートには熱くなりました。
打倒世羅高校に燃える各校の意地の張り合い・・すごかったですね。
トラック勝負になり、一番苦しい所を抜け出した山梨学院の西山選手が
お見事でした。
長距離走っていてゴール直前にスパートするのはどんなに苦しいか、
レベルの違いすぎるランナーですが(!?)、よく分かります・・・・。
しかし、初めての高校駅伝観戦でしたが、タイムがすごいのですね。
42.195キロをなんと2時間3分53秒!
このタイムどれくらいすごいか分かりますか?
現在のフルマラソンの世界最高記録が
ケニアのウイルソン・キプサング選手の
2時間3分23秒!
ほぼ同じですね。
そんなすごい記録なんですが、
2位の大牟田高校2時間3分54秒!
3位の伊賀白鳳高校も2時間3分55秒!
こんなタイムで高校生が皆走れるのですね。
駅伝ということを割り引いても、これはもうビックリです。
でも、駅伝の距離も初めて聞きましたが、
10キロ、8キロ、3キロ、5キロと
かなり変則なのですね。
山梨学院というと箱根駅伝でも有名ですから、
この優勝メンバーが皆大学に進むとなると、
また強豪復活となるのでしょうね・・・。
しかし、最後に申し上げたいのは、駅伝というのは
日本人が好むスポーツですね。
でもオリンピック種目ではありませんね。
東京オリンピックに追加されるなんて話も、ありません。
よく言われるのですが、世界には全く通用しない
「ガラパゴス・スポーツ」
高校生でこんな優秀な選手がたくさんいるのに
どうしてフルマラソンで、世界と戦えなくなってしまうのでしょうか。
何だか「モッタイナイ」と思うのは、私だけでしょうか・・・。
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