「奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり」その3
若干28歳の新米社員がその後たった6年間で実行したこと・・・。
これがすごいですね。
これだけ思い切ったことを任せてやらせた先代社長が
すごかったというべきなのでしょうか・・・。
・生産管理のIT化、社内ネットワークの構築、業務システムの刷新
・JANコードの導入、営業倉庫の委託
・人事制度改革
・営業手法の変革
・直営店の拡張
数え上げればきりがないですね。
そして何より偉大なことをやり遂げたのは、この本の副題ににも
なっている「ブランドの立ち上げ」なのですね。
これだけ多くのことをビジネス書を通じて、
一人ですべてやりとげたかのかというと
やはりそうではなさそうです。
優秀なコンサルタントとの提携というのもあったようです。
たった6年間で、売上は3倍に、店舗数も4倍になったのです。
もちろん、この書が発刊されたあとも順調に拡大してきたのですね。
どうですか?
やはりその秘密が知りたいですね。
ではブランドの作り方です。
SWOT分析というマーケティングの基本理論があります。
「自社の分析」のいろはのい。
要するに、自分たちは何ができて、何ができないのかを考えることです。
意外にこういうことを真面目に考える経営者は
少ないのではないでしょうか。
ここでデザイナーとかアートディレクターと呼ばれる
専門家に入って検討することは有効らしいです。
ここでどうやら、「奈良」というこだわりを発見したらしいですね。
300年も奈良の地でやってきたのですから、
当たり前のことなのかもしれませんが、
そこにコンセプトを見出したのです・・・。
何が強みであるか、しかも何に機会を求めているか・・・。
考えに考えた末、見つけたものは、
「前例のない伝統工芸をベースにしたSPA事業」
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