「税務署は見ている」飯田真弓著 その3
「調査官は帳面でなく人柄を見ている」
これも、この本で面白いと思ったところです。
最近の若い調査官などは、挨拶もそこそこに、
いきなり帳面を見始める人も多いのですね。
これは以前「雑談力」で取り上げたお話ですね。こちら
雑談をしながら相手を観察する能力。
これは税務署だけでなく、あらゆるところで
必要とされるのでしょう。
この著者はこうハッキリ言っています。
「税務調査はその経営者の人柄を調べに行くもの」
だからこそ、経営者は調査官に対して、うそをつかず誠実に
対応していれば、それで十分なようです。
「目は口ほどにものをいう」
本当に不正をしている経営者なら、調査官は目を見て
分かるそうです。
著者はなかなかすぐれた調査官だったのでしょうね。
ところで、税理士に対してもかなり批判的なことも書いています。
税理士の悪口になるので、ここではアップしません。
「なるほどそうなのか。税務署はそういう目で見ているのか。」
これは参考になったとともに、少しだけ反省もしました。
最後に税務調査が行われる確率について
説明していました。
平成18年のデータで、100社あって、わずか5社ほどなんだそうです。
ということは、95%の普通の会社には、めったに税務調査はないと
いうことなのですね。
では、「どういう会社なら大丈夫か」は、参考になりました。
「日頃から社員とコミュニケーションを大切にしている会社」
「社員を大切にしている会社」
「社長が自らをきちんと律している会社」
はまず選ばれないそうです。
これも「なるほどな」と思いましたね。
3つの条件をよく考えてみてください。
一つでも当てはまらないと税務調査がありそうですね。
もしそうなら、この本を読んで対策をしていただくか、
有能な税理士をお探しください・・・・。
(ガンバレ! 女子1期生調査官シリーズ おしまい)
東京マラソン落選!3年連続出場ならず!!!
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