« 中野が変わる!(中野再開発計画)その16 | トップページ | 「ニーサ」ってなにさ? その2 »

2013年11月 7日 (木)

「ニーサ」ってなにさ? その1

Nisa


もう11月となって、いよいよ取り上げなければならないお話が
でてきましたね。来年から始まるあの「NISA」です。
元証券マン税理士として、これは語らざるをえません。

ずいぶん前に、「アイサ」というのも解説したことがありました。こちら
英国版「ISA」にならって「アイサ」となるのかと思っていたら
どうも日本版ということで「ニーサ」が定着しましたね。
利便性のいい「ISA」とはずいぶん異なるからかもしれませんが・・・。


この「ニーサ」を日本語で訳すと「少額投資非課税制度」と
いうのですね。
枠は年間100万円なのですが、売却益と配当が非課税になります。

「非課税の口座なんだ・・・」

そう誰でも思うのでしょうね。


「非課税だから作っておかないとソンですよ・・・」

そう金融機関からいわれて口座を作った方も多いのでしょう。
一人1口座しか作れないということで、各金融機関、証券会社でなく
銀行も巻き込んで「口座取り合い合戦」が行われましたからね。

証券業協会の発表では300万件以上を目指すそうですから
各金融機関も必死です。

口座を作るのに、住民票が必要だということもご存知でしょうか?
証券会社と何十年取引してようが、2013年1月1日現在の
住所が分かる住民票が必要なのです。
ちょっと面倒ですね。

その住民票をもとに、実は税務署は名寄せするのですね。
ということは今後

「国税庁が、国民の証券投資している方々と名簿をきちっと管理」

することなのですね。
これは正直、「隔世の感」ですね。

30年前なんて結構適当でしたから(以降内緒のお話。単なるつぶやきです。)
当時は、偽名借名なんでもあり・・・。

「マル優使うために孫の名義出してください・・・」

当時はそれこそポチでもタマでも作れました・・・!?


国税庁も大変な手間をかけてこの300万件の名寄せをしているようです。
結構はじかれる方も出てくるのでしょうね・・・。

「銀行に頼まれて孫の名前使ったら、
その孫も知らないうちに自分で作っていた・・・」

きっとそんなこともあるのでしょうね。
30年前にはそんなシステムなど当然なかったので・・・。

本当にこの「ニーサ」ってなんでしょう。
真面目に考えてみましょうか・・・。

« 中野が変わる!(中野再開発計画)その16 | トップページ | 「ニーサ」ってなにさ? その2 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ニーサ」ってなにさ? その1:

« 中野が変わる!(中野再開発計画)その16 | トップページ | 「ニーサ」ってなにさ? その2 »