ダンダリン
労働基準監督官のテレビドラマを、
ようやくまとめて録画で3話見ました。
あの「半沢直樹」を凌ぐ経済ドラマという触れ込みと
労働基準監督署というのがテーマなもので
職業柄からでしょうか。
つい気になって録画しておいたのですね。
主演は竹内結子さん。
個人的には好きな女優さんなのですが、役作りとしては
ちょっとかなり無理している感じですね。
無理に「冷徹無比な」監督官を演じているようで・・・。
笑顔の似合う女優さんですからね・・・。
さて内容はというと、半沢直樹のような「社会鋭くをえぐるような」
インパクトは、どうもなかったのですね。
やはり、「半沢越え」は無理でしょうか・・・。
それもそのはず、原作がなんとマンガらしいのですね。
昔、行政書士をテーマにした「カバチ」というドラマがありましたが
あれと同じ原作者なのですからね。
結局、漫画を見る感じで軽く楽しめばよいドラマなのでしょうけど
内容は、かなり「重かった」ですね。
実は、ブラック企業に対して、竹内演じる「労働基準監督官」が
戦うお話でしたから。
役所の「いかにも役所的な無能さ」を
リアルに演出しているところが、妙に面白かったですが・・・。
1話は「サービス残業」のお話。
これは中小企業の顧問税理士として、まったく笑えないお話でした・・・。
こんなこと書くと、すぐダンダリンが飛んできそうですが!?
中小企業の実態として、残業代をキチンと支払っている企業は
少ないのではないでしょうね・・・。
このドラマでビックリしたことは、
労働基準監督署に使用者の「逮捕権」があるのですね。
マンガのお話かもしれませんが、事実と違うお話は
いくらなんでもテレビでは放映されないでしょうから
これは事実なのでしょう。
ここで得意の昔話を。
野村証券に8年あまり勤め、連日深夜まで働きましたが
何となく午後8時くらいまでしか残業を付けられない雰囲気で・・・。
これこそ「サービス残業」のオンパレードでしたね。
休日出勤なんて当たり前にやったけど、一円ももらったこともない・・・。
今だったら10人くらい?社長は逮捕されていたのですね。
(今は当然違っているはずです・・・)
でも脱サラして会計事務所に飛び込んで、
これは驚きました。いくら深夜まで働こうが、休日出勤しようが
まったく残業代なし。残業代を払う文化も風習もなし。
中小企業を指導すべき会計事務所が、
そもそも「労働法違反」ですからね・・・。
今から20年も前のお話。
(内緒のお話でしょうけど、これが昔の実態)
隔世の感があります・・・。
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