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2013年10月 3日 (木)

破綻―「バイオ企業・林原の真実」林原靖著 その7

2011年1月、メインバンクの中銀、サブの住信と
三菱東京UFJ,三井住友、みずほの主力5行を交えての
話し合いが行われます。
このあたりから、妙に生生しくて面白いのですね。

「銀行ってそうなのか・・・半沢直樹なんて空想の人物さ・・・」

そう思ってしまうのですね。

「そもそも、中銀さんや住信さんに、この会社を本気で支えようという気が
あったのか?見れば、自分らの保身ばかり考えているじゃないか。」

都市銀行から、こうズバリ言われてしまいます。
こんな状況でADRなんて成立しそうもないですよね・・・。

そんな雰囲気な状況の中、述べ20行に及ぶ債権者の銀行に
ADR成立に向け、状況説明に回ります。

ADRというのは全銀行が賛成しなければ成立しないのです。
これは大変な手続きなのですね。
でも面白いことに情報がマスコミにすべて漏れます。

(これは弁護士が意図的に流したと筆者が言っていますね。
しかも経営陣に不利な、粉飾だの不正だのと・・・。
ひどい話です・・。)


そうしているうちに、2月2日第一回「全銀行ミーティング」
当然のごとく、会議は紛糾します。
この下りが一番面白い所です・・・。

でも会議の途中で、弁護団から
「ただいま東京地方裁判所に林原の会社更生法の申請を
行ったとのことです・・・。」

なんだこれ?
ドラマのようなお話ですね。
完全な出来レースではなかったのではないでしょうか・・・。
ADR成立に向け激しい議論が行われている中、
まるで一切無視するかのように次の手続きに・・・。

筆者はこの手続きを行った西村あさひ法律事務所を激しく非難しています。
さらに驚くことに、保全管財人として、ご紹介したADR制度を法制化した
西村あさひ法律事務所のトップの松嶋英機弁護士が就任。

ADRという制度で林原を救おうとした法律事務所が、
百八十度正反対の経営陣を糾弾する立場になったのです。
つまり、会社更生法の申請と同時に経営者はすべて退陣となり、
その旧経営陣の責任追及する立場に早変わりしたからです。

しかも
「裁判所に提出した更生法申請書に、事前に目を通す機会は与えられず、
手続きを委任するいとまもなかった。それに弁護団に実印を預けたままで
あった・・・」


もう「弁護士」って職業はなんなんだと思いますね・・・。
筆者の弁護士批判は続きます・・・。

「誰が依頼者だったのか・・・」

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