「競争力」三木谷浩史・良一著 その3
楽天自体のガラパゴス化を阻止するにはどうしているか?
これは読んでいて面白かったですね。
現在技術者の半数は外国人なのだそうです。
さらに現在、新卒の技術者の採用のうち7割は外国人。
これなら、日本固有のガラパゴスなんかになる訳ないですよね。
どうしてこれだけの外国人が採用できるか分かりますか?
ここで楽天の有名なお話で「社内公用語を英語」としたこと
が上げられますね。
楽天は2010年から社内の公用語を英語に踏み切りました。
ずいぶん話題になりましたね。
それを聞いた人は
「へ~。そんなことまでするの?」とか
「楽天に就職しなくて良かった・・・」
その程度の反応だたっと思います。
でもその理由がこの本を読むとよく分かりました。
日本という国は、海外から見たら、働きたい国なのです。
でも優秀な外国人が日本に来てもまず職がないのです。
どうしてか分かりますか?
なぜかというと、英語はしゃべれるけど日本語が
しゃべれないからなのですね。
「なるほど!」
そう思ったのですね。
楽天の「社内公用語を英語」という戦略は
「日本人よ。英語を話せるようになって世界に出よう!」
というより、
「日本で働きたい優秀な外国人はぜひ来てください。
ここでは日本語が話せなくても英語ですべて通じます。」
そういう戦略だったのですね。
あらためて三木谷社長の先見性に驚きました。
事実、楽天にはハーバード大始め、世界各国から有名大学卒の
優秀な技術者がたくさん集まってきているそうです。
こうなると経営陣も日本人だけでは無理とまで言い切っています・・・。
すごいですね。
東北楽天もチーム内をいずれ英語のみにするかもしれませんね。
そうすれば、ヤンキースのジータ選手だって、きっとプレーしますよ・・・。
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