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2013年10月 9日 (水)

破綻―「バイオ企業・林原の真実」林原靖著 その11

五嶋みどりさんだけにとどまらず、林原は「メセナ活動」を
積極的にやってきました。

林原靖専務は「メセナ活動は赤字を垂れ流すにすぎなかった・・・」

とこの本で書いています。
やはりそうなのですね。本業が順調であってこそのメセナなはずです。

林原のおかしくなりだしたのは1998年頃。
インターフェロンの販売の不振からでした。
でもここで、兄弟間の経営方針の食い違いがあったようですね。

一方で林原の不振に気が付いた住友信託はメインバンクの座から
さっさと下りてしまいます。
放り出された中国銀行(中銀)は何もできず・・・。

本当に中銀に「半沢直樹」がいてくれてたら・・・。
きっと、林原の持つ中銀の株式を外資銀行に売り飛ばして
林原を救い、しかも新銀行の頭取に収まっていたかもしれませんね・・・!?

しかし、それは小説のレベルの空想のお話かもしれませんね。

真面目に考えるとこの事案は、

「経営って何だろう?」

「会社は誰のものか?」

そんなことを思いませんか。

何度も書きますが、林原は非公開会社です。
上場企業でもないし、会社とオーナーに資産が数千億もあるのなら、
本当に「何してもいい」ですよね。
奥さんが「道楽」で5億もするヴァイオリン買ったって
構わないですよね。(税務署のお話は除いて・・・)

きっとオーナーも
「会社の資産と個人資産がこれだけあるのだから、
借金が1000億あろうと、赤字が何年続いても大丈夫だ。」

そう間違いなく思っていたはずなのですよね。
でもこれでは「経営者」ではないのですね。
何が言いたいか分かりますか?
熱心なブログファンの方ならここでピンと気が付くはずです。


「稲盛和夫さんだったらどうしただろう?」

これなのですね。
JALのお話を直前にアップしましたが、両社とも2011年2月の更生法申請。

JALは再生できたのに、林原は悲惨な結果に・・・。
この差は何だろうと?

やはり「経営者の差」なのですね・・・。

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