« 稲盛和夫最後の闘い その5 | トップページ | 稲盛和夫最後の闘い その7 »

2013年9月12日 (木)

稲盛和夫最後の闘い その6

ところで、アメーバ経営のご紹介や稲盛氏の手柄話を
くどくど書きたいから、この本をご紹介した訳ではないのですね。

中小企業に置き換えて、何が悪くて、何を改善したら良くなったか
それを知っていただきたいのですね。
中小企業にありがちなお話ばかりですから。


では話を戻して、JALがなぜ破たんしたのでしょうか?
それは、公社的な価値観で「各部門が予算を消化する」という
役人体質がしみ込んでいたからですね。
もっとはっきり書いてありました。

「社内に数字の興味ある人がいない。」

「国際線の収支は2か月後にようやく出てきた」


もうここだけで、中小企業そのものですね。
「数字にまったく興味のない社長さん」も多いですし
(内緒かな・・・)
月次決算書が2か月経っても、できない会社も多いですね。
(これは天に唾を吐くような話ですが、我々会計業界も悪い・・・)
なんだか、JALが破たんした理由が
他人事でもなくなってきましたね・・・。


これをアメーバ経営により、
「国際線の収支が翌日分かるようになり」
「全社員が数字に興味を持つようになった・・・」

すごいと思いませんか。
普通リストラでコストを削減すると、社員の士気は低下するのですが、
アメーバ経営の場合は、経費を削っているのに社員の士気が
上がるのですね。


有名なお話ですが、破たんする前まで、国際線のパイロットは、
フライトの朝は、常に自宅からハイヤーだったそうです。
現在は、全員電車で空港まで通勤。
なぜこれだけ社員のモチベーションが変わったのでしょうか・・・。

それと私のような会計業界人が感動したお話を。
JALでは毎月3日もかけて、「業績報告会」を開いていたそうです。


先月と今月の数字を比較して、その原因を突き止め、対策を練り、
翌月の見通しを立てる・・・
そこまで稲盛氏は深く要求したそうです。

まさに「稲盛道場」!!

「なぜ収入が減ったのか。なぜ費用が増えたのか。数字にはすべて理由がある。」

これは、稲盛氏の経営哲学ですね。

約30人の役員が一人ずつ、毎月の業績報告をさせたたのです。
毎回の会議で、A3で100枚にもなる数字の束を稲盛氏は丹念に
読んでて、経営幹部をとことんやり込めたんだそうです。

「ここまでやるのか・・・・」

81歳の老経営者に、感動すら覚えました。
中小企業にもぜひ参考にしていただきたいお話です・・・。


« 稲盛和夫最後の闘い その5 | トップページ | 稲盛和夫最後の闘い その7 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 稲盛和夫最後の闘い その6:

« 稲盛和夫最後の闘い その5 | トップページ | 稲盛和夫最後の闘い その7 »

フォト
2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31