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2013年5月 7日 (火)

GWと多崎つくる

ゴールデン・ウィーク(GW)いかがでしたか?
私はGW前半秩父にでかけたものの、後半は出かけず。
例年参加している「春日部大凧マラソン」は参加しませんでしたが
でも気の合った仲間とテニスし、また囲碁も打ったりして
かなりリフレッシュしました。

40年来のジャイアンツファンの私としては
こどもの日の、「長嶋茂雄と松井秀喜」の生中継に感動しました。
何度もスポーツニュースで繰り返し見た後、
興奮して寝付かれなかったので、ついにあの本を読むことにしました。

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ご存知、今話題の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

100万部も売れているそうですね。
電車乗ると、すべての広告がこの本だったりして、
出版社もかなり鼻息荒いのですね。

アマゾンで速攻買いしてあったのです。(但し中古で1000円!)
深夜に読みだしたら、寝られなくなってしまいました。
結局一晩で一気に読み終えてしまいましたね。
村上作品のなかでは非常に読みやすい本ではないでしょうか。

ここで書評を書くと読んでない方に、ネタバレしてしまうので
書きません。
個人手的には、「推理小説を読んでいるみたいに」
「どんな結末だろう?」とどんどん読んでしまいました。
そういう意味では面白かったのですね。

最初は「死をテーマにした重い本かな?」とか
「友情をテーマにした本かな?」

とか思いながら読み進めたのですが、
何だか分からないままの読後感。
昨日ちょうど村上春樹さんの講演会が京都であったニュースで
聞いたのですが、

「傷ついた人間が、立ち直り成長していくところを描きたかった」

ようなことを述べたらしいですね。
なるほど、「色彩を持たない」とは「精神的に傷ついた」と
いうことだったのですね。

詳しくは読んでみてください・・・。


マラソンつながりの「急性ハルキスト」としては
「もう少し自分が音楽に造詣が深ければ
より深く感動しただろう」と少し後悔したことと、

精神的にも肉体的にも、立ち直るために
主人公が水泳を始めたというくだりは、
村上さんがトライアスロンをやっている成果かなと
「誰も指摘していないところに」
妙に納得しました・・・。

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