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2013年5月24日 (金)

起業家(藤田晋著)その4

「サイバーエージェントっていったい何やっている会社?」

そうでしょうね。
これ思いますよね。
名前は知っているものの、実は何だか知らない人が多いのでしょう。

実は私もよく知らなかったのですね。
2000年に上場したときは、「インターネットの広告代理事業」と
言われていました。

でもこの本では、「メディア事業」という言葉が何度もでてきます。
藤田社長の執念ともいえるこの「メディア事業」も、何だか分かりますか?
実は、この本を読んで「何だ!そうなのか!」
本当に気付かされたのですね。

「メディア」というと、普通の人はテレビや新聞を思い浮かべますよね。
テレビでよく「視聴率」という言葉が出てきますが、
視聴率が伸びれば、スポンサーがつき、必然的に広告収入が入ります。
新聞もそうなのですね。
新聞も部数が伸びれば、同様に広告収入が入ります。
これがまさにメディア事業。

ではインターネットはどうかというと、
同様なメディア事業が存在するのです。
視聴率と同様な指数もあります。「ページビュー」です。
巨大なページビューがあるサイトを持っていれば、
必然的に広告収入が入ってくるそうです。

巨大なサイトというのは、分かりますよね。
「Google」や「Yahoo」のようなサイトなのですね。
でも13年前はまだまだ、そんな「メディア」ということを
誰も気が付かなかったみたいですね。
それが妙に面白かったのですね。

インターネット黎明期では、そもそも「インターネットって何?」
という人が多かったのですね。
インターネットが「Google」や「Yahoo」だと思っている人が
多かったのですね。事実私も最初はそう思っていました。(本当です)
いまだにそう思っている人も多いかもしれませんね。

しかも、当時はまだまだナローバンド。
「ピ~~ヒャララララ~」
という音は覚えていますよね。
パソコン立ち上げて砂時計が登場し5分経ってから、
ようやくアクセスできるような
かったるい回線ではどうにもならなかったのですね。
ITビジネスが見直されたのは、やはりブロードバンドになってからなのですね。

藤田社長はITバブル崩壊して徹底的に打ちのめされますが、
この「メディア事業」に対して、
起業家としての執念を燃やし続けます・・・。

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