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2013年5月23日 (木)

起業家(藤田晋著)その3

上場直後の2001年の決算は売上32億円あったものの
赤字はなんと16億円!
本当に、これでよく上場できましたね。

そこで藤田社長が打ち出した目標。
「3年後の2004年に売上300億。営業利益30億円!」

でも社内では猛反発を受けます。
それに誰もついてきません・・・。
20代の経験の乏しい若手社長としてはそうなのでしょうね。
ここでいろいろ社長として悩み試行錯誤しますが、
これは非常に参考になるところですね。


当時は上場企業がこぞってM&A(企業買収)をやっていた時代です。
ホリエモンが相次いで企業買収して拡大したのは有名ですね。

つまり「売上を企業買収で買う」時代だったのです。
しかも上場時に200億もの資金が入ったのですから、
十分それはできたのでしょう。

またヘッドハンティングも流行っていて、
人材ビジネスがかなり盛況でした。
会社を拡大するためには、それなりの経験者を
「カネで」雇うことは容易にできたでしょう。
しかも上場企業はこれもこぞって、「ストックオプション制度」を
使って人材を確保していた時代でした。
「既存の業種での経験が、未熟なネット業界で生きる」
という『迷信』があったからなのですね。

でもこの藤田社長は試行錯誤しながら、
このM&Aやヘッドハンティングを封印します。

ここで藤田社長は

「過去の常識をネット業界に持ち込んだら逆に難しい」

ようやくそう気が付くのです。

これは読んでいて
「なるほどそうか!」と思ったのですね。

「インターネットビジネスは、誰も経験をしたことがないビジネスです」


これなのですね。
この彼の一言だけでも、十分この本を読む価値があるのです。


だからこそ既存の会社の経験者はいらないし、
既存の会社を買っても意味がなかったのです。
さらに、
「ストックオプションなど金で釣って入った人材は、結局は金で去っていく」
という重要な法則さえ気が付くのです。


起業家としての重要な資質、
事業はゼロから伸ばせるという確信さえできたのです。

だからこそ新卒を採用し、長い年月をかけて人と事業を
育成するという確固たる方針ができあがっていくのです。


ここ非常に重要ですね。お分かりになりますか・・・。

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