« 中野が変わる!(中野再開発計画)その14 | トップページ | 法人復興特別税 »

2013年5月17日 (金)

中野が変わる!(中野再開発計画)その15

中野再開発の経済効果について、その特集雑誌で
区長が述べていました。
これはどう捉えられていいのか、じっくり考えてみてください。


・・・2万人の昼間人口増というインパクトを区長は
どのようにお考えですか?・・・(雑誌のインタビューに答えて)

「2万人の人に1日1000円を使ってもらうと2000万円。
10日で2億円、1年で約70億円の経済効果があります。
その楽しい思い出を作ってくれれば、他の人を連れてくるわけで、
2万人が4万人、4万人が6万人となれば経済効果は
飛躍的に大きくなります・・・・」


ちょっと「めまい」がしましたね。
大変失礼ながら、区長はたかだか70億円の経済効果としか
考えていないのでしょうか?

昼間人口の増加とは、学校やオフイスができることによって、
中間の、つまり9時5時の人口が増えるということですね。
その間に一人1000円の経済効果しか考えていないということは
「昼飯代」くらいしか期待していないのでしょうか?

キリンビールの方々や、明治大学の学生さんが、それこそ昼飯に
社員食堂や学生食堂でしか食事しなかったら、地元中野には
何にもカネを落とさなくなります。
それこそ経済効果ゼロです。

このあたり結構「カラクチ」に書いておきます。
実はこの4月から、確かに人は増えたものの、中野の「実体経済」は
何も変わっていないのです。
特に当事務所のある中野南口は逆に悪くなったみたい。

「北口ばっかりきれいになってズルイね・・・」

春の「閑古鳥」の鳴く南口で、そんな声すら聞こえます。

中野北口の飲み屋が多少繁盛しているのは、中野駅北口が
ずいぶんきれいに、かつ便利になったので、中野で途中下車する人が
増えたからです。安くてうまい立ち飲み屋も結構増えましたから・・・。

区長さんはきっと北口に飲みに行ったことないから、
分からないでしょうね。

申し訳ないですが、経済効果は70億円どころではないはずです。
区民や中野区で商売する人はもっと大きな経済効果を
期待しているはずです。
それこそ1000億、2000億円規模があってしかるべきです。
東京駅や渋谷駅、新宿駅の開発を見たことないのでしょうか?
そんな発想もないのでしょうか?

丸井の元社長さんも雑誌に登場していましたが、
正直、丸井に期待するところも多いのですけどね。

「丸井本店と区役所を等価交換して、北口に複合ビルを建築させてください。」

そんな社運をかけた一大プロジェクトをやったら、経済効果は本当に数千億の
お話になるのですけどね。それこそ区長自ら

「私が杉並区と合併を推進させますから、区役所の跡地を開発しましょう」

こんなことを言えたら、彼は今後、都知事くらいには
楽になれるのと思うのですけどね・・・!?


(文中の意見は、憲法21条「言論の自由」に基づき
記載しております・・!?)

« 中野が変わる!(中野再開発計画)その14 | トップページ | 法人復興特別税 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中野が変わる!(中野再開発計画)その15:

« 中野が変わる!(中野再開発計画)その14 | トップページ | 法人復興特別税 »