ボストンマラソンと村上春樹
今回の卑劣な事件に対して村上春樹さんは
どう思ったろう?
このニュースを見た瞬間に思いました。
以前取り上げた、私のマラソンのバイブル
「走ることについて語るときに僕の語ること」
これにボストンでのランニング風景が、細かく描写されてます。こちら
何度も読み返した本ですが、これを読んだランナーなら
「村上さんのようにカッコよく、
ハワイを走ってみたい、
ボストンを走ってみたい、
サロマ湖100キロにチャレンジしてみたい、
トライアスロンにも挑戦してみたい・・・」
そう必ず感じるのですね。
1994年ということですから、もう20年も前の話なのですが、
村上さんのボストン・マラソンでの写真も
載っています。
写真で見る限り、仮装のランナーもいない、
今から見たらかなり地味な大会ですが、
皆純粋に走りを楽しみたい方が出場しているのでしょうね。
報道で聞いたところによると、
サブフォー(4時間切り)が7割を占めるそうですから、
かなりレベルの高い大会であるのは間違いないのでしょうね。
何度も繰り返された映像も4時間7分くらい。
2万3000人も参加しているということは、
スタート地点まで10分はかかっているでしょうから、
被害にあわれたランナーも、皆サブフォーなのでしょう。
村上さんが、ある雑誌で
「ボストンが走っていて一番素晴らしい。」
と言っていましたから、彼のお気に入りの大会であることは
間違いなさそうです。
しかしトンデモナイ悲惨な事件です。
亡くなった8歳の少年も、
お父さんを一生懸命応援していたまさにその時・・・。
ふと2年前の東京マラソンを思い出しました。
有明駅の坂を下りた時に、ゴールの東京ビッグサイトが見えてきます。
最後に左に回ると大観衆。ほとんどがランナーの家族たちですから。
それもものすごい大歓声。
初めて東京マラソンを走ったときにも
私の家族がそこで応援してくれていました。
まさにあのような場所でテロ。
もう考えたくもないですね。
ホノルルマラソンの参加者もこれで減ってしまうのでしょうか。
テロのない平和な国に絶対にしていかないと、
あまりにもあの少年が可愛そすぎます・・・。
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