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2013年4月30日 (火)

「俺のイタリアン 俺のフレンチ」(俺の坂本孝社長著) その5

この元野村証券の「同期の」安田氏を、正直私は存じ上げません。
どこかで会ったことがあるかもしれませんが、
少なくとも向こうも知らないでしょうね。

まあ野村証券には「同期会」なんてものは
そもそも存在しないからなのです。
ネットの情報によると、同期の誰よりも早く部長になったくらいの
非常に優秀な方みたいです。

「同期の誰よりも早く辞めた?」私なんて足元にも及ばない方ですね。
彼はその後外資系の社長になってから、坂本氏にスカウトされたようです。


再三坂本氏が熱く語っている「安田理論」
これはまさに飲食業界の常識を覆すものです。
安田氏は証券ビジネスのスペシャリストであることは認めますが
飲食ビジネスでもその力を発揮しているようですね。

その安田理論を坂本氏が解説してくれています。
これは飲食店ビジネスの方に参考になるのではないでしょうか。
(普通の経営者なら怒り出すかもしれませんが・・・)

安田理論とは、『回転率を上げることによって、原価率を最大限まで
引き上げる』という、業界では「非常識」な理論です。


実は今年の1月に「俺のシリーズ」のやきとり店が蒲田駅に
出店しました。
「やきとり一本59円」
という超安売り店。
テレビでも何度か見ました。

イタリアンやフレンチにとどまらず、ついに焼き鳥居酒屋まで
進出です。

驚異の原価率はこうです。
焼き鳥が57%、刺身85%、一品料理70.2%
すごいです。平均原価率70.7%

普通の居酒屋なら潰れてしまいますね。
ただ焼き鳥には当然「ビール!」ですから、
ビール以外にサワー、ホッピーなどの原価率は
もっと低くて25%。
ここで儲けるのですね。
フードとドリンクの比率を65:35にすれば
平均原価率51%までになるという読み。
通常の飲食店なら、せいぜい3回転。
これを営業時間を昼の12時から翌朝4時までにします。

そうするとなんと「4回転から9回転」
9回転というのはすごい数字。
まさに非常識!
安田理論で飲食業界に革命を起こそうとしているのですね・・・。

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