「俺のイタリアン 俺のフレンチ」(俺の坂本孝社長著) その5
この元野村証券の「同期の」安田氏を、正直私は存じ上げません。
どこかで会ったことがあるかもしれませんが、
少なくとも向こうも知らないでしょうね。
まあ野村証券には「同期会」なんてものは
そもそも存在しないからなのです。
ネットの情報によると、同期の誰よりも早く部長になったくらいの
非常に優秀な方みたいです。
「同期の誰よりも早く辞めた?」私なんて足元にも及ばない方ですね。
彼はその後外資系の社長になってから、坂本氏にスカウトされたようです。
再三坂本氏が熱く語っている「安田理論」
これはまさに飲食業界の常識を覆すものです。
安田氏は証券ビジネスのスペシャリストであることは認めますが
飲食ビジネスでもその力を発揮しているようですね。
その安田理論を坂本氏が解説してくれています。
これは飲食店ビジネスの方に参考になるのではないでしょうか。
(普通の経営者なら怒り出すかもしれませんが・・・)
安田理論とは、『回転率を上げることによって、原価率を最大限まで
引き上げる』という、業界では「非常識」な理論です。
実は今年の1月に「俺のシリーズ」のやきとり店が蒲田駅に
出店しました。
「やきとり一本59円」
という超安売り店。
テレビでも何度か見ました。
イタリアンやフレンチにとどまらず、ついに焼き鳥居酒屋まで
進出です。
驚異の原価率はこうです。
焼き鳥が57%、刺身85%、一品料理70.2%
すごいです。平均原価率70.7%
普通の居酒屋なら潰れてしまいますね。
ただ焼き鳥には当然「ビール!」ですから、
ビール以外にサワー、ホッピーなどの原価率は
もっと低くて25%。
ここで儲けるのですね。
フードとドリンクの比率を65:35にすれば
平均原価率51%までになるという読み。
通常の飲食店なら、せいぜい3回転。
これを営業時間を昼の12時から翌朝4時までにします。
そうするとなんと「4回転から9回転」
9回転というのはすごい数字。
まさに非常識!
安田理論で飲食業界に革命を起こそうとしているのですね・・・。
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