「俺のイタリアン 俺のフレンチ」(俺の坂本孝社長著) その2
坂本社長が前身のバリュークリエイト株式会社を設立したのが
2009年11月。
最初は串焼き屋の店をやったのでしたがうまくいかなかった。
それもそうでしょうね。坂本社長はやはり飲食の素人でしたから・・・。
そこに料理人森野忠則氏と元証券マンだった安田道男氏が
加わります。
面白いコンビです。でもこのベストマッチの異業種三人組が
力を発揮してきます。
従来型の串焼き屋に限界を感じて、三人で視察に。
ここがポイントでしょうね。
これはサイゼリヤの社長から、ストアコンバリゾン(競合店視察)が
いかに大事であるかを以前学びましたから。
成功する大繁盛店は皆これをやっています。
前回ご紹介した「岡むら浪漫」も開業前に必死にやっていました・・・。
そこで発見するのですね。
現在東京で流行っている飲食店はどういうところかを。
「立ち飲み」と「ミシュランガイドの星付きのレストラン」
なのですね。
要するに、「極端に安い店」と「極端に高い店」
そこに気が付いた三人は、この両方の勝ちパターンを合体しようと
思いつくのですね。
これは正直「素人だから」思いついた発想ですね。
普通の飲食店経営者なら、奇想天外の事なのです。
これこそ、「常識を破る非常識」
読みながら、
「そんな店あり得るかよ~。」
「ミシュランの三ツ星レストランのシェフが
立ち飲みなんかやるはずがないではないの。」
皆思うはずです。
ブックオフでどれだけ稼いだか分かりませんが、
金に飽かしてシェフを買いあさろうとしたのでしょうか。
恐縮ですが、それこそ「道楽」といったら言い過ぎでしょうか・・・。
事実この社長はフレンチもイタリアンも好きでないと
ハッキリ書いています。
好物は和食。蕎麦天ぷら、寿司など・・・。
そんな素人が思いついた発想ですね。
でも大真面目に取り組みます。
2011年9月。そこでできたのが「俺のイタリアン」1号店。
たった16坪の店。
でもコンセプトは「原価をじゃぶじゃぶかけること」
「金持ちの道楽。絶対に失敗するさ。」と
皆本当に思ったでしょうね・・・。
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