おかげさまで15周年!
平成10年3月1日に、
私は「吉田信康税理士事務所」を開業いたしました。
よってちょうど15年になります。
本当にありがとうございました。
開業の日に「名刺を100枚配りまくった」お話は
何度もアップしましたので、もう書きません。
(お読みになりたい方は こちら)
あの頃の必死さは忘れてはならないと常に思います。
しかし、15年前と今ではビジネスの環境が
ずいぶん変わってきたと感じています。
我々会計事務所業界も、この15年間で「広告規制」が取っ払われて
広告の仕方も変わってきましたし、ITの進歩によって
日々の会計業務のあり方さえ激変してしまいました。
例えば15年前は「電子申告」なんてなかったし、
そんなことができるとは想像さえできなかった・・・。
この変化については今後もこのブログでも取り上げていきます。
15周年ということで、ビジネスの変化を一つご紹介しましょう。
開業したときに
「5周年になったら、中野サンプラザでお得意さんを集めて
記念パーティーをやります。」
「10周年になったら京王プラザで・・・」
そんなことをどこかで書いた記憶があります。
本当にそうなら、15周年ならきっと『帝国ホテル』あたりでしょうか!?
ただ残念ながら、5周年記念も10周年記念もやらなかったのですね。
「○○周年」というのはどうも「昔のビジネススタイル」だと
気がついたからなのです。
この行事は特に飲食店で多いですね。
ただよくそんなお店から声をかけられますが、
私自身あまりよく思わないのです。
例えば開業20周年のお店に招待されたとします。
20年間そのお店に通った方は確かに感慨深いものがあると思うし
心からお祝いしてくれるでしょう。
でも20年間通っていなくても、19年間通った人もいるし、
それこそまだ1年間だけど現在は毎日のように通っている方もいる・・・。
それをすべて一律にして、
「ウチのお店は長く通ってくれる『常連客』を大事にしています。」
そう公言しているのが、「○○周年」だと私は思うからです。
当事務所のそばに「中野で一番古い居酒屋」があります。
50年以上やっているそうです。
一度勇気を奮って顔を出したことがあります。
「ここでは10年通ってもまだまだ新米扱いで・・・」
と隣に座った方が言っていました。
非常に味のある良いお店だと思いましたが、それ以来行っていません。
一回来ただけでも
「いい店だな。また来たいな。」
そう思ってくれる人こそが「常連客」=「大事な客」だと思うからです。
何回行こうが何年通おうが、そこで区切るのは失礼でしょう。
実際に、15年間事務所をやっていて、
15年間ずっとお付き合いしていただいているお客様も
先月ご契約いただいたお客様もいっらしゃいます。
「15年間お付き合いしていただいた方こそ大事です。」
なんて絶対に言いません。
15年前に、顧客ゼロからスタートした私にとっては
すべて「常連客」ですべてが大事なお客様です。
開業したときの必死さで、すべてのお客様に誠心誠意尽くすことが
大事だと私は思うのです。
これは15年前には気が付かなかったことです。
まだまだ学ぶことが多そうです。
開業記念日はまた新たなスタートの日だと思うことにしています。
これからもよろしくお願いいたします。
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