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2013年2月20日 (水)

個を動かす 新浪剛史ローソン作り直しの10年 その7

新浪社長はコンビニ・ビジネスを変えようとしているのが
お分かりになりますか?

今までコンビニというのは、夫婦二人でやっているような
いわゆる「パパママ・ストア」が主流だったのです。
そのオーナーの待遇や考え方だけでなく、
それに従事している方々の地位までを高めようとしているのですね。
例えば、店長の平均年収400万円を600万までに・・・。


そのためには、能力の高いオーナーには
ご紹介したマネジメント・オーナー(MO)制度で
10店舗くらい経営してもらう。
そうすれば年商20億円の立派な企業になります。

地域に10店舗を持つとどうなるでしょうか?
まさに地域の「主」となるのです。
本部主導で動くのではなく、地域主導で考えることができます。
これこそが、新浪社長の考える「分権経営」なのでしょう。


確かに誰でもMOになれるとは思いません。
前述の井上氏のように、誰でも20店舗も経営できないでしょう。
でも志の高いコンビニ経営者がもっと出てくれば
間違いなく、この業界は変わっていくと思うのです。

セブンイレブンの目指す方向とはまったく違っているのが
非常に興味ありますね。
コンビニナンバーワン企業のセブンの強みは
何だか分かりますか?
有名な「POSシステム」です。
コンビニで購入すると必ず、「バーコード」で集計しますね。
まさにアレです。
これまで30年間で5回も巨額な投資をして開発してきたそうです。
まさに「POS神話」の上に立脚しているのがセブンなのですね。
その膨大なデータ処理によって、本部からの指令に基づいて
全国の各店舗が「号令一下」販売しているのです。
まさに、これこそが中央集権システム。

これに対して、ローソンは各店に権限を与えるように
改革していっています。


ここでこの本を読みながら、前にご紹介した「未来工業」を
思い出しました。こちら
未来工業の社長は

「戦略は会社が考え、戦術は社員が考える」

そういったやり方で伸びている会社です。
まさに、あの「踊る大捜査線」ではないですが

「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きている!」
ですからね。

本部主導で、つまり「中央集権的経営」より
現場主導で、つまり「分権経営」の方がすぐれていると
未来工業を知ってから、考えるようになりました。


ローソンがまさに革命を起こしているというのは
言い過ぎでしょうか・・・。

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