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2013年1月16日 (水)

鳥貴族「280円の経営哲学」 その1

Torikizoku

新春書評第一弾!
「常識を破る非常識シリーズ」ですね。

ずいぶん前のことですが、
「一品280円!そんな安い居酒屋があるのか!」
そう感動した覚えがあります。

「鳥貴族」とは現在、関西と関東を中心に
300店舗展開しているチェーン店ですね。
もちろん、「どんな経営をしているのだろう?」
という疑問を持ったのは当然ですが、
最近の課題として
「原価率はどれくらいなのだろう?」
それも思いましたね。

でも一番知りたいと思ったことなのですが、
何だか分かりますか?
全ての経営者の平成25年の経営課題です。
これは本当に重要ですよ。

ズバリ! 「消費税対策」 なのですね。
こういうことをいう税理士は私くらいでしょうから、
よく考えておいてください。
280円といっても実際は消費税を取られるから、
14円足して294円なのですね。
鳥貴族の看板をよく見ると、
「280円(税込294円)」
としっかり書いてあります。

これは平成16年4月からの税制改正により
「税込表示しなさい」
と決められていたのでしたね。
でも280円がやたら目立って、(税込294円)は比較的小さいですね。
本来は、これだと消費税法違反です。
といって税務署が勧告しているとは聞いたことはありませんね・・・。

さて、これが平成26年4月から税率8%になります。
ということは280円均一といいながら、
実際には280円×8%=22円もかかりますから
280円+22円=302円になってしまうのですね。
ですので、280円均一といいながら、やはり
税込302円と表示しなければならないのです。

200円台と300円台というのは圧倒的に違いますからね。
5年前や10年前なら
「200円台で何でも食べて飲めるならちょっと入ろう!」
そう思う人が、

「何だ300円か・・・・」

そう思うのではないでしょうか。
ましてや現在なら250円均一もありますし、
「立ち飲み屋」や「イタリアンバル」など安い居酒屋が
かなり台頭してきていますからね。

当事務所の近くにも「鳥貴族」はありますが、
安い立ち飲み屋やバルもたくさんできています。
なかなか厳しい環境ではないでしょうか。

では、そんな観点から、この鳥貴族の経営哲学を
少し考えてみたいと思います・・・。


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