« 愛されるサービス(新川義弘著) その5 | トップページ | 愛されるサービス(新川義弘著) その7 »

2012年12月12日 (水)

愛されるサービス(新川義弘著) その6

では最後の
3.運営力

新川氏が考え、さらにはグローバルダイニングを発展させた
オペレーションシステム、「テーブル担当制」があります。

日本のレストランでありそうでなかったシステムなのですね。
これは、テーブルが40あるレストランなら、
8テーブルごとにA,B,C,D,Eの5ブロックに分け、
そのブロックごとにウエイターを、一人づつ担当者として
配置するシステムなのです。
こうすることにお客さんの要望に細かく答えることが
できるようになり、説明した「認知力」、「予知力」を
各ウエイターが発揮できるようになりますね。
もっといえば、お客さん側としては「なじみのウエイター」が
できやすくもなります。

しかも、経営側としてもそのウエイターを競わせ、
ブロックごとの売上やリピーター率で査定して
時給まで変えてしまうのです。
実際に時給750円から1300円とかなり差があるそうです。
こうすることにより、ウエイター自身のモチベーションも上がりますね。
これは他のレストランでも、ぜひ真似すべきシステムだと思います。


このシステム以外にも、
「誕生日に従業員が『ハモって』歌ってくれるサービス」
「予約電話はすべて店長が受けるシステム」
など素晴らしサービスがたくさん紹介されています。


この本で最後に感心したお話を。
新川氏が実際に会ったお客さんとのトラブルが
正直に紹介されています。
例えば、
「パーティーで誤って子供にやけどを負わさせたお話」
「従業員がお客さんとぶつかって鼻の骨を折ったお話」

こんな話まで披露しなくてもよいかとも思いますが、
あえて披露することで、レストラン経営のリスク管理と
いうことを本心で説明したかったのでしょう。

実際に、レストランで食事していると、ケガはしないまでも、
お茶を衣服にこぼされた経験などないですか。

そんなことに対応するために、
24時間やっている「ホテルの染み抜きサービス」まで
新川氏は手配しているそうです。

あらゆることを想定して運営しているレストランです。
米国の大統領がお忍びで食事する理由が分かりますね。


新川氏の運営しているレストランで、
本当に食事したくなりませんか・・・。

« 愛されるサービス(新川義弘著) その5 | トップページ | 愛されるサービス(新川義弘著) その7 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 愛されるサービス(新川義弘著) その6:

« 愛されるサービス(新川義弘著) その5 | トップページ | 愛されるサービス(新川義弘著) その7 »

フォト
2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31