トッカン(特別国税徴収官)が面白い! その7(完)
日テレHPより
ついに最終回となってしまいましたね。
特殊なドラマなので10回がよいところなのでしょうか。
見ていない方のために、簡単にあらすじ。
飲食店の経営者が消費税を滞納します。
その額なんとわずか200万!
今まで好調だった経営が、近隣の再開発の影響で売上が激減。
以外にありそうなお話ですね。
そこでトッカンの登場。なんと店を差し押さえ!(S)しようと。
「滞納200万くらいで差し押さえなんかするかよ!」
と現場を知っている税理士として早くも突っ込みたいところですが、
まあここはドラマ。
さらに「ドラマチック」&「マンガチック」に
思い悩んだ滞納者は自殺未遂!
こうなると税務署は世論で
「殺人税務署!」と叩かれます!
「滞納者をここまで追い込む税務署があるかよ!」
と消費税の増税前になんとシリアスなドラマかと思っていると
実は浮気によるトラブルが原因の自殺という、
ここも「ドラマチックな」ちゃんとしたオチが用意されていた・・・。
しかし真面目に感想をいうと、
いままでの国税もののドラマとは一線を画しましたね。
脱税者を懲らしめるという「勧善懲悪」をベースとした国税ドラマでは
まったくなかったのです。
「徴収」という実に地味なテーマ。
消費税増税前に「税金の徴収」という仕事の大変さを、
思い知らされましたね。
でも、たかだか10回のドラマで自殺シーンが3回もでてくるとは・・・。
重税に苦しむ庶民の姿も・・・。
「実際の税務署は違うだろうな・・・」
そうは正直感じました。
それでいろいろネットで調べてみると、このドラマも国税のOBの方が
監修となっていましたね。こちら
国税庁監修ではないので、多少の誤差は許されているのでしょうね。
ドラマとして確かには面白かったです。
主人公の井上真央ちゃんは朝ドラのイメージを打ち破りましたね。
今年の流行語大賞に、「トッカン」と「エス」は選ばれますかね。
トッカンにあこがれる女性ももっと増えるでしょう!?
最後に、井上真央ちゃんみたいな「やさしい」徴収官が
もっと増えてくれることを心から祈りつつ
トッカン・シリーズを終わります。
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