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2012年9月 5日 (水)

聞く力(阿川佐和子著) その2

「阿川さんってどこが『聞き上手』なんだろう?」

この本を読んだ人は必ず感じるでしょうね。
昨日ご紹介した「しゃべりのプロ」への対談は
ほっておいても向こうから面白いことしゃべりますからね。

どうしたら、面白いことをしゃべらせられるか?
「聞く力って何なの?」と。
実はそれが読んでいてもよく分からないのですね。
例えば、プロゴルファーの尾崎将司、ヤクルト監督の野村夫妻、
相撲の若貴兄弟まで登場してきます。

それに対し阿川さんは、ゴルフも野球も相撲もまったく無知。
これを恥ずかしげもなく披露しています。

「ヤクルトってセリーグでしたか?パリーグでしたか?」と。

「こんな何も分からない人がインタビューして
面白い話が聞けるはずないではないか!」

誰でも思うでしょうね。
でもこの本では、すべて「すばらしい対談」に仕上がったと
自画自賛しています。

対談後
「野村夫妻は、アガワさんがこれほど野球を知らないとは、
気がつかないまま、気持ちよくお帰りになったと思いますよ。」

と結んでいるのですね。
でもこれは違うと思うのですね。
相手はその道のプロ級のプロですね。
そんなことはお見通しだと思うのですね。

私も税理士として、税務相談を今まで数千、数万人くらいは
やってきました・・・。
知ったかぶりする人、知らない振りする人・・
相手はまさに様々千差万別です。
でもお会いして、ほんの数分で相手の税務の知識力量、
それこそ人間性まで見抜くのですね。
それがプロだと本当に思うからですね。

「阿川さんってどこに聞く力があるのだろう・・・?」

不思議な本です。


極め付きは、女優のジュリー・アンドリュースへの対談です。

会ってすぐ、本人の前で不遜にも「サウンド・オブ・ミュージック」を
披露したそうです!?

この本は、「対談の極意」なのでしょうか?
普通の人は、まずインタビュアーにはならないですからね。
そういう意味で、この本は「面白い対談集です。」と
言ったまでです・・・。

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