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2012年8月 2日 (木)

サムスン式仕事の流儀 その4

どうもこの「サムスン式」に違和感を覚えるのは
私だけでしょうか。
別にサムスンという世界企業を批判している訳でもないのですね。
かつての日本企業なら、どこにでもあったお話なのでしょう。
日本の高度成長期の大企業にありがちだった「洗脳教育」の
ような気がしてならないのですね。

「会社というのはこういうものだよ。」
「社長さんに忠誠をつくするのが基本だよ。」
「残業することをいとわず働かなければダメだよ。」

なんだかそんな気がするのですね。
他の大手企業のことは、想像でしか話せませんが、
30年前の野村証券は、確かにこの「洗脳教育」だったと思うのですね。

野村証券は、入社して確かに5年くらいは独身寮暮らしです。
朝7時から11時!まで働いて、寮に帰れば同僚しかいません。
土、日は自主的に働くことも多かったし、
少ない休日の娯楽といえば、同僚と麻雀かゴルフ。

携帯もネットもないあの頃は、確かに外界と
遮断されていたといえるでしょう。
四六時中、そんな会社人間と一緒ですから
当然そんな「洗脳」を自然に受けてしまうのですね。
5年たつと、立派な「野村マン」のできあがりです・・・。

「四六時中会社のために働け」ということなのでしょう。
それを何も考えずに受け入れる「真面目さ」も当時の新入社員には
ありましたね。でも現代はどうでしょうか・・・。


そういえば、先日ご紹介した、江上剛さんの「55歳のフルマラソン」に
こんな面白い経験談が出ていました。
江上さんが都市銀行の人事部研修課にいらした頃のお話です。
お荷物行員(ひどい言い方ですが、評価が低く昇格が遅れている行員のことを
指すそうです)の研修をしたことがあったそうです。
その「お荷物」のほとんどが、近所の子供たちのサッカーや野球を
教えていたことに驚いたそうです。当然
「そのエネルギーを少しは仕事に向けてほしい」
と江上さんはキツク指導したそうです。
そんな失礼な発言をしたことを江上さんは、
今頃ようやく気がついて後悔しているらしいですが
当時は「会社人間」として、そんなことは至極当たり前だったのでしょう。

つまり、
「仕事に支障が出るような趣味などもってのほか」
ということなのですね。
確かに私も会社人間だった20代の頃、土日にテニスしようとか
マラソンしようなんて思ったことなかったのですね。
そんなこと思うこと自体、「会社人間として失格だ!」
とさえ「洗脳」されていたのですから。

現在では、テニス・スクールやマラソン大会に若いサラリーマンが
たくさんいる時代なのですからね。
また企業側も、新入社員を外界から遮断して「洗脳」するのは
難しいでしょうね。

あらゆる情報があふれかえっているのですから・・・。

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