トッカン(特別国税徴収官)が面白い! その4
久しぶりのトッカン・ネタ。
オリンピックでだいぶ間があいて、久しぶりに見たら
どうも漫画チック。
それもそのはず、もともと原作がコミック誌に掲載されていたのだ
そうですね。
「そんなことないだろ!」
と突っ込みどころがあまりにも多くて、しばらく「スルー」を
決めていたのです。
ただ、どうしても言いたいのは、主人公があまりにも「守秘義務」を
守らなさすぎること。これは気になって仕方がなかった。
いくら親しい友人でも、税務署で起こっていることを、
根掘り葉掘り全部話すことなんて絶対ないのですね。
これは税務署というより、どんな会社でも当たり前に言われることで
社会常識のお話でしょう。
友人どころか、税務調査官が家に帰ってから
「今日査察に行ったら、笑ったよ。お金をこんなところに隠してたんだ・・・」
なんて晩酌しながら奥さんに面白おかしく話すなんてことは
絶対にないのですね。
このドラマは絶対に国税庁は監修していないのでしょう。
以前取り上げたドラマでNHKの「チェイス国税査察官」がありましたね。
毎晩遅く帰ってくる査察官が仕事のことは一切何も話さないので、
実にさびしそうな奥さんが登場していましたね。
実際はあんな感じなのでしょうね。こちら
しかし今週(第6話)のテーマは「計画倒産」のお話でした。
「税務署が会社の破産を阻止することはないだろう!」
とこれも、突っ込みどころ満載だったのですが、
「計画倒産」をある意味コミカルに描かれていたので、
救われましたね。
消費税増税を前にまたリアルに考えてしまいました。
増税になると滞納が増えて、結局払えなくて倒産ということも・・・。
では「計画倒産」と「不計画倒産」の違いは何なのでしょうかね。
「計画倒産」とは、詐欺など犯罪ですから、これはいいでしょう。
でも「計画的でない」倒産というのが実際はほとんどです。
「払いたいけど払えない」という会社が・・・。
これは笑えないお話なのですね。
そこに徴収官の難しさがあると思うのですね。
まあマンガの世界ではそこまでリアルには描けないのでしょうね・・・。
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