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2012年8月30日 (木)

人口減少問題と情報革命(産業革命?) その1

碁会所のお話から、もう少しアカデミックなお話をしましょう。
こんなことを言っている人はあまりいないかもしれませんが、
最近の私の研究テーマです。

「どうして碁会所が21世紀に流行らないのか?」

真面目に考えたことありますか?

「囲碁ファンが減っているからだろ!」

とか「最近はネットで打つから・・」「趣味の多様化で・・・」

まあいろいろ思いつく原因があると思いますが、
これは碁会所の問題に限らないのですね。
あらゆる産業に当てはまることなのです。

「大きな時代の変革、それこそ『産業革命』ですよ・・・」

と言うことにしています。
これには二つのキーワードを説明しなければならないのですね。

「人口減少問題」と「情報革命」

個人的には日本における「産業革命」ではないかとさえ
思っているのですね。


ではいつからこの変革が起きているか分かりますか?

ずばり、「1995年」なのですね。


日本の生産年齢人口(15~64歳)が、1995年にピークを打って
減少に入りました。
いわゆる「少子高齢化問題」ですね。
日本の総人口がピークを打つのはもう少しあとですが、
日本経済の牽引すべき年代の生産年齢人口が減ってきているのが
問題なのです。


人口増加局面では、人が増えているのですから産業を興すのは
比較的容易ですね。
特に「衣食住」にかかわる産業なら「ほっておいても」簡単に売れたのですね。
例えば、昔「や」のつく職業がありましたね。
分かりますね。「やおや」、「さかなや」、「肉や」、「パンや」・・・。
仕入れたものを店先に並べておけば、ほっておいても売れたのですね・・・。
何故なら「人がたくさんいるから・・・」

同様に人がどんどん増えているから、
住宅が売れるので素人でも不動産屋を開業すればは儲かるし、
アパート建てても、いくらでも入居者がいたから、
アパート経営者は素人でも簡単に儲かった・・・・。


つまり日本の高度成長と人口増加の相乗効果で、
比較的容易に産業が興せたのですね。

いままで取り上げた「団塊の世代」や「バブルの世代」が
少しだけ頑張れば誰でも産業が興せたし、
そういう意味で起業開業は楽だったはずなのですね。

つまり1995年をピークに日本の産業そのものが
変わらざるをえなくなったのです・・・。


「どうして売れなくなったのだろう?」

と悩む経営者に

「人口が減ってきているからですよ。」

まずそう言うことにしているのです。碁会所だって同じことです。


「碁会所」のお話からかなり飛躍しすぎましたか?
こんなことは、どこの歴史学者も社会学者も言っていないでしょうけど・・・。
机上の空論が好きな学者先生では分からないお話なのです。
実体経済を生で見ている現場の税理士だから・・・。

(つづく)

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